相次ぐ「大きな地震」、関連ある? 「(専門家4人の)意見が分かれました」(西岡孝洋アナ)

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   「最近、各地で大きな地震が相次いでいます」とMCの谷原章介が16日(2023年5月)の「めざまし8」で切り出した。

   続けて、西岡孝洋アナが「今月に入ってから震度4以上の地震が11回観測されています。きょう未明にも、トカラ列島近海で震度2~3の地震が続いています。これらの相次ぐ地震に関連はあるのか、また、これらの地震がより大きな地震を誘発する可能性はあるのか。地震研究のプロ4人に話を聞くと、意見が分かれました」と伝えた。

  • 地震への備えの大切が指摘されている(写真はイメージ)
    地震への備えの大切が指摘されている(写真はイメージ)
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谷原章介「関東大震災が起きて100年の節目」

   番組が話を聞いたのは、東京大学の笠原順三名誉教授、東京大学地震研究所の青木陽介准教授、東京工業大学(地震学)の中島淳一教授、気象庁の鎌谷紀子・地震津波監視課長。

   最初の質問は相次ぐ地震の関連について。これについては笠原氏を除く3人が「関連なし」と答えた。「いずれも遠く離れた場所で発生していること」が主な理由だ。

   一方、唯一「関連あり」と回答した笠原氏。「八丈島、トカラ列島、千葉は局所的に敏感な場所。互いが関連して地震活動が起きている可能性がある」と指摘した。

   谷原は、スタジオの青木氏に「ここまであると、プレートが別々ではあってもなんか関連しているのではないかと思ってしまうのですが。いかがでしょう」と質問。青木氏は「それぞれの地震がもっと大きいとか、発生した場所が近いとかでしたら関連を考えますが、個人的にはそういう感じではないと思います」と答えた。

   立岩陽一郎(ジャーナリスト)「5強以上の地震が3回。これは異様なことではないのですか?」

   青木氏「珍しいことではありますが、起こる時は固まって起きたりしますので」

   風間晋(フジテレビ解説委員)「遠く離れていると言いますが、『関連性がある』と考えるのはどのくらいの距離感なんですか?」

   青木氏「マグニチュード5クラスだと数十キロとか。もうちょっと大きい地震ですと100キロ、200キロの距離感になります」

   八丈島では地震が頻発しているが、これが首都直下地震を引き起こす可能性は?

   青木氏と中島氏は、八丈島での地震の距離や規模などを考慮して「可能性なし」。鎌谷氏は「分からない」。一方、笠原氏はプレートの動きに注目し「フィリピン海プレートの動きが非常に活発になっていると考えられ、その動きで首都直下地震を引き起こす可能性も考えられる」と答えた。

   谷原「関東大震災が起きて100年の節目。周期的に考えて、いつ大きな地震が起きてもおかしくないのは確かです」

(ピノコ)

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