今日22日(2022年12月)の「めざまし8」のオープニングニュースは、愛知県の児童養護施設に届けられたクリスマスプレゼントの話題だった。「送り主はある漫画の野球の主人公を名乗っているということです」と司会の谷原章介が切りだした。
愛知県岡崎市役所に今月18日、お菓子やサッカーボールなどが詰め込まれた複数の段ボール箱が置かれていた。添えられた手紙には「クリスマスプレゼントを児童養護施設に届けていただけませんでしょうか」と書かれ、差出人は「長屋の星飛雄馬」とあった。
谷原章介「素晴らしいと思いますね」
「長屋の星飛雄馬」のプレゼントは2011年から始まったといい、岡崎市にはクリスマスだけでなく正月などに計18回届き、隣の豊田市や安城市などにも野球のグローブやボール、コロナの時にはマスクや消毒液などが送られているという。
プレゼントが贈られた岡崎市の児童養護施設「米山寮」の加藤勝巳副理事長は、「どこのどなたなのか分かりませんけれど、子どもたちも大喜びです。『ぼちぼち長屋の星飛雄馬さん来るのかなあ』と期待はあると思います」。
「それにしても、なぜ星飛雄馬を名乗ったのでしょうか」と倉田大誠アナが続ける。
かつてプロレス漫画「タイガーマスク」の主人公「伊達直人」の名前で、全国の児童養護施設にランドセルのプレゼントが相次ぎ、話題になった。その時は「伊達直人が児童養護施設出身だからではないか」と言われていた。星飛雄馬は漫画「巨人の星」の主人公で、頑固一徹の父親と優しい姉との3人暮らしの物語だ。
加藤副理事長は「(星飛雄馬も)暮らしぶり的にはあまり裕福ではない家庭での物語ですから、星飛雄馬に自分自身を重ね合わせ、子どもたちに少しでも夢や楽しみを届けてくださいって言っているのかなと勝手に想像しています」という。
プレゼントはあす23日の「クリスマス会」で子どもたちに渡すといい、「コロナが収まれば、直接子どもたちにお礼を言わせてあげたいなと思います」と話していた。
谷原章介「個人の方が継続的にやっていることが素晴らしいと思いますね」
古市憲寿(社会学者)「すごいですね。約50年前の漫画、アニメのキャラクターが今でも通用する存在感があるのもすごいです。ただ、知らない世代も増えているので、チャリティーが新しい形になってもいいかなとも思います」
(コムギ)