自動車の税金高すぎる!「米国の49倍、フランスの16倍」

贅沢品扱いのうえ二重課税

   なぜ、こうした差があるのか。一橋大学大学院商学研究科の山内弘隆教授によると、自動車取得税は1968年の創設で、この頃は車を持つ人はまだ少なく、贅沢品の側面が強く課税対象になった。しかし、今は地域によっては必需品となり、贅沢品とはいえないのに課税が続いている。また、購入時の取得税と消費税、保有している間の重量税と自動車税、これには二重課税の問題があるという。

   コメンテーターの宮田佳代子(城西国際大学非常勤講師)はこの共同会見の司会を担当したというが、「いままででいちばん切実な訴えだった。取得税と重量税はもともと道路をつくるためだったが、道路ができたので、今は一般財源化している。それなのに、税金が残っているのは問題というわけです」

   羽鳥「支払いの通知が来るから払うという感じで払っていました。お恥ずかしい話ですが、一般財源化されているとも知りませんでした」

   消費税引き上げなど、税の問題は深刻さを増す。多くの視聴者に分かりやすい多角的な取り組みが求められる。

文   一ツ石| 似顔絵 池田マコト
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