米国発の硬貨両替サービス「コインスター」が、日本から撤退するようだ。コインスターはスーパーマーケットなどに設置され、硬貨を投入すると、設置店で商品や紙幣と交換できる「引換券」がもらえる。余った小銭を有効活用できる手段として注目を集めた。
米コインスター社は1991年に事業を開始。日本では2018年からサービスを展開していたが、2022年10月から11月にかけて、コインスターの提供終了を告知する商業施設が複数出ている。
設置店の運営会社に取材すると
2022年11月8日現在、サービス終了をインターネット上で発表しているコインスター設置施設は4か所見つかる。
ショッピングモール「ゆめタウン姫路」(兵庫県姫路市)は、公式サイト上で10月26日、こう発表した。
「平素はコインスターをご愛顧いただきまして誠にありがとうございます。コインスターは、導入以来硬貨両替サービスを提供して参りましたが、諸事情により、コインスターサービスの継続が困難な状況となりました。つきましては、誠に勝手ながら、2022年11月30日をもちましてコインスターサービスを終了いたします」
ゆめタウン姫路と同じ運営会社「イズミ」が展開するショッピングセンター「LECT」(広島市)も、11月30日にコインスターのサービスを終了するとして、同様の文面を公式サイトに掲載している。
J-CASTトレンドは11月8日、イズミ広報にサービス終了理由を取材した。コインスター社側から今後、「日本から撤退する」との案内があったためだという。具体的な撤退時期は把握していないとの話だった。