初対面でもアナログゲーム初めてでもすぐに盛り上がれる
J-CASTニュース会員向けイベント「ビジネス脳を刺激する!アナログゲームサロン」が2018年11月8日、東京・永田町シェアスペースNagatacho GRiD 1階にある家庭料理カフェtiny peace kitchen(タイニー・ピース・キッチン)にて開催されました。
このイベントは、クリエイターを中心としたアナログゲームコミュニティ「Anaguma」と、ジェイ・キャストがタッグを組んで行ったもの。ジェイ・キャストとしては初のエンターテイメントイベントです。
初めてのイベントということもあり社内スタッフもドキドキしていたのですが、応募開始からわずか1週間でチケットは申込みの定員に達し、世の中のアナログゲーム人気と期待の高さに驚きました。今回、お越しいただけなかった皆様、本当にすみません。次回も検討中なので、続報をお楽しみに!
さて、今回は初回レポートをお届けします。会場の雰囲気やゲームのことなどをじっくりお伝えしていきますね。
年齢、性別、職業もバラバラ
19時の開始を待たずに、会場には続々とお客様が来場されました。まず、お越しいただいた方には、自分で作る"名札"を付けていただきます。シール型のネームプレートに自由に名前をカキカキ......。ニックネームでもちろんOK! 「サトコ」「まりりん」「マサ」「ヨッシー」など、この日はこの名前でみんな呼び合います。
スタッフもオリジナルの名札をつくりました!
今回の参加者は総勢30名。アナログゲームファン、仕事帰りのビジネスマン、マスコミ関係者、楽しそうだから来ちゃった人など、年齢、性別、職業もバラバラ。一見すると異業種交流会のようですが、ほとんどの方は「アナログゲーム初心者」。会場は、期待と不安が入り混じりつつも、ワクワク感高まる雰囲気です。
そんな中登場したのが、今回の進行、兼「先生」のあだちちひろ先生。日本で唯一の女性アナログゲームマスターです。
アナログゲームマスターのあだちちひろ先生。ゲームのルールを解説するだけでなく、来場者の様子を見ながら、助け舟を出したり、盛り上げたりします。
スライドでアナログゲームの歴史や魅力を伝えるあだち先生。先生の語り口に会場は引きこまれます。アナログゲーム市場は日々広がりつつあり、毎年1000タイトル以上の新しいアナログゲームが生まれているそうです。
関西弁を巧みに操り(?)、緊張した面持ちのお客さんを和ませていくあだち先生。「これはね、ウホウホ言いながら原始人になるゲームなんですよ」「このゲームは、勝ち負けとかじゃないんです。おもろいピエロ作れたかが勝負です」など、挨拶がてら、世界のボードゲームを紹介していきます。会場からは、笑い声が絶え間なくあがっていました。
もちろん、今日遊ぶアナログゲームのやり方も、ひとつひとつ確認しながら丁寧に説明していきます。「アナログゲームやったことない」という方も安心ですね。
この日は、Anagumaの主催メンバーである朝倉道宏氏(株式会社ライトパブリシティ)・写真左と、杉山博一氏(株式会社オシロ)・写真右も参加。アドバイザーとして、ゲーム中は各テーブルを周って、来場者をサポートしてくれました。
その発想どこから? 爆笑続きの「ナンジャモンジャ」
レクチャーが終わると、いよいよゲーム開始です。約2時間、できる限りのボードゲームを楽しみます。
会場では参加者が約6名ずつ、6つのテーブルに分かれて座って、まずは自己紹介とご挨拶。先ほど作った"名札"の名前で呼び合います。
最初に遊ぶゲームは「おばけキャッチ」。めくられたカードの図柄と関係がある、もしくはまったく関係がないコマを一瞬の判断で取り合うゲームです。
コマのデザインもかわいい「おばけキャッチ」。ドイツ生まれのアナログゲーム。
最初は、恐る恐るコマを取っていた参加者の方々も、ルールがわかってくるにつれて「やった!」「それお手付き!」と次第に歓声があがっていました。とてもシンプルなゲームなので、1回目にはぴったり。初対面でもあっという間に仲良くなれます。シンプルだといってあなどってはいけませんよ。これ、意外に性格が出るんです。
お手付きの多い人、じっくり考える人、それぞれの個性が出てどのテーブルも楽しそうです。
「おばけキャッチ」で大盛り上がり
続いてのゲームは「ナンジャモンジャ」。知っている人もいるかもしれませんね。記憶力と名前付けのセンスが問われるゲームとして日本でも人気です。
謎の生物ナンジャモンジャ族に名前を付けて、それをプレイヤーが覚え続けなければならないという「ナンジャモンジャ」。ロシア生まれのアナログゲーム
カードに描かれたモンスターにオリジナルの名前を付ける→人が名づけたモンスターを覚える→カードをめくって同じモンスターが出てきたら、名づけられた「名前」を叫ぶ、というルールです。
ゲームが始まると、「その発想どこから?」というくらい独特の名前が各テーブルから叫ばれます。「冷やし中華」「エスカルゴ婦人」「田中クリスティーヌ」など、あだち先生も思わず爆笑。あまりのインパクトで、スタッフみんな、一生覚えていられそうです。
初めて会った人のネーミングセンスの面白さに各テーブルからは「なにそれ?」など、笑い声があがっていました
【悲報】参加者からの「ヤバすぎる」見出しが連発!
続いて、休憩をはさんで遊んだのは「ハゲタカのえじき」。1~15の数字カードを手札にして、場に出されたカードに対する数字の大小で奪い合うゲーム。簡単なルールでありながら、お互いにどんなカードを、どのタイミングで出すかスリルがあり、各テーブルからは、「そう来るかー!」「なんでそれ出すかー!」など大きな歓声や悲鳴が飛び交っていました。
「ハゲタカのえじき」。ドイツ生まれのアナログゲーム
単に数字の大きいカードを出しても、勝てないのが「ハゲタカのえじき」の面白いところ
さて、次がいよいよ最後のゲームです。最後にあだち先生が紹介したのは、ジェイ・キャストが作ったアナログゲーム「ミダシショクニン」。ネットニュースでよく使われるキーワードが書かれたカードを、プレイヤーが自由に組み合わせて、いかに読みたくなる見出しを作れるかを競うゲームです。
ミダシショクニン
たとえば、「炎上」「リアル」「やばすぎる」「【全文】」「食べてみた」など。ネットニュースでよく見かけますよね(笑)。
こちらも、各テーブルにはセンスあふれる炎上見出しが、たくさん並びました。
「【悲報】モンスター高齢者と港区女子不倫」
「美人女優が巨大」
「マジか!涙の年収200万」
「【悲報】海外人気声優と匿名掲示板コミュ障不倫も」
「冤罪で泣ける#MeToo」
各テーブルにはJ-CASTでおなじみの「炎上」ミダシが並びました。当日は、ミダシショクニン生みの親のひとり、J-CASTニュース副編集長の城戸譲も参戦!
あっという間の2時間が過ぎ、ゲームの後は懇親会に。アナログゲームで思いっきり遊び合ったあとだけに、ぐっと打ち解けた雰囲気になり、さまざまな業種の方同士で名刺交換も行われていました。
さて、この2時間のイベントを支えてくれたのは、会場に用意されたおいしい軽食やお菓子の数々。皆さん始まる前や休憩中につまみながら、栄養補給していました。森永製菓さんから「甘酒」や「ミルクキャラメル」「ラムネ」が、明治さんからも「チョコレート効果 カカオ 72%」と「チョコレート効果 カカオ 86%」が提供され、来場者に配られました。
用意されたtiny peace kitchenの軽食。参加者も大満足
森永「ラムネ」は脳のエネルギー、ブドウ糖がたっぷり入ったお菓子
最近、美容の面でも話題を呼んでいる「甘酒」も
濃厚で香ばしいカカオが口に広がる明治の「チョコレート効果」シリーズ。脳活性化にも良いらしいとか
最後に、参加いただいた方からの感想をいくつか紹介します。
「初めてアナログゲームで遊びましたが、とても楽しかったです! 私は子どもがいるのですが、子どもにも今日のゲームを教えて、一緒に遊びたいです」(会社員/女性)
「楽しかった。企業の研修を担当していて、つまらない研修ではなくて何かできないかと考えていた時に記事を見て来ました。すごく可能性があると思う。また次回も来ます」(会社員/女性)
「世の中にはたくさんのアナログゲームがありますね。ビジネスにもつながる方々と出会えて素敵な会でした。」(会社員/男性)
これはネットメディアの人、かなり楽しめるアナログゲームなのではw #ミダシショクニン #ジャナグマ pic.twitter.com/W8foXXpWiV
— 松浦 シゲキ (@shigekixs) 2018年11月8日
プライベートでボードゲームをやる会に誘われ参加してきのですが、完全に仕事を思い出し涙目になりました
— セガ公式アカウント (@SEGA_OFFICIAL) 2018年11月9日
おはようございます。 pic.twitter.com/WDozJ77z52
J-CASTさんが作った#ミダシショクニン てアナログゲーム 最高ww#ジャナグマ pic.twitter.com/nroV69JokG
— キルタ (@kiruta_wataru) 2018年11月8日
ほか多数のご感想やイベントの様子はFacebookページでも紹介中!
アナログゲームサロンは大好評につき、第2回の企画も年明けをめどに計画中! ぜひJ-CASTニュース会員になってお知らせをお待ちください。
詳しくはこちら! 会員特典や限定コンテンツ多数紹介しています。
ご来場の皆さま、あだち先生、朝倉さん、ありがとうございました!
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あだちちひろ先生
株式会社あだちのYEAH代表取締役、アナログゲームマスター。留学中に海外のアナログゲームに興味を持つ。ボードゲーム専門店「すごろくや」でゲーム司会、進行の経験を積んだのち、世界中のゲームを紹介する「ゲームマスター」として活動を開始。ゲーム司会、オリジナルゲーム制作のプロデュース、社内研修、教育現場でのゲーム活用など、アナログゲームの幅広い可能性を探求・発信している。
朝倉 道宏(あさくら みちひろ)
株式会社ライトパブリシティ常務取締役執行役員。プロデューサー、メディアプロデューサー、クリエイティブディレクター。イベント会社でのプランナーを経て、広告制作会社ライトパブリシティに入社。外食、食品、化粧品、化学会社など幅広い業種のクライアントを担当。従来のプロデューサー業務に加え、 2005年メディアプロデューサー、2015年クリエイティブディレクターを兼任。現在、複雑化していく広告界の中で、クライアントの課題に対して、幅広い視点とクリエイティブでコミュニケーションプランを実現している。