社員3000人との面談成果が「発奮・スタンスセオリー」に結実!/NTTコミュニケーションズ【人を活かす先進企業に学ぶ 第1回(2)】(前川孝雄)

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面談社員3000人の上司あての手紙が「セオリー」に結実

浅井さん 私一人での社員面談は2014年から2020年までの7年間続けました。私は面談の後に、その社員の上司全員に手紙を書きました。この人には、こういう希望や課題がある。この人には、こう接するのがよい。こういう点は気をつけたほうがいい、といった内容です。
 集合型の管理職研修などより、よほど効果的です。自分の現在の部下にどう対処すべきか、個別具体的にアドバイスが来るのですから。

前川 3000人全員について、書いたのですか...。すごい執念ですね。それらが全て「セオリー」の原型になっているのですね!

浅井さん そうです。どのような部下やケースには、どう対応すべきか。上司への手紙の集大成が「セオリー」に書いてあるわけです。ベテラン社員への対応はだいぶ進んだところで、若手や中堅や役職定年管理職など幅広く実施することになりました。
 そして、2020年10月にHR部の中にキャリアデザイン室がつくられ、今では私を含め9人の体制になっています。
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