ママになってからでも遅くない!「やりたいこと」の見つけ方【マミートラックに負けない働き方】(入澤あきこ)

   お子さんが幼稚園に行ったり、小学校に行ったり、手のかかる子育てがひと段落したママたちから、「これから新しいことを始めたいけど、やりたいことがわからない」と相談をいただくことがあります。

   今回は、ママたちが新しいキャリアを考えるヒントをお伝えします。

自分の本心を知るために...おススメのワークとは?

   ネットを検索すれば、「やりたいことを見つける方法」は、多く語られています。ですが、そうした方法を一通り試してみても、うまくいかなかった...という方に向けて、効果的な見つけ方を2つご紹介します。

1 これだけは「絶対にイヤ!」から考える方法

   私たちは、日頃、たくさんの常識にとらわれています。「いい大学を出て、いい企業に就職しなくては」「結婚して一人前」「ママなんだから、子供を優先しなきゃ」など。社会や親の期待に応えようと生きてきた人が多いと思います。

   ですが、周りの期待に応え続けていると、「このままでいいのかな?」「自分にやりたいことがあるはず」とモヤモヤし始めるものです。そこで、何か新しいチャレンジをしたいと考えるのですが、いきなり自分の本心を知るのって、実は難しいものです。

   そこで、オススメしたいのが、やりたくないことを書き出して、やりたいことを見つけるワークです。手元に紙を用意して、できれば100個やりたくないことを書き出しましょう。

   実際に、私の例なんですが、「入力作業などの単調な事務の仕事はやりたくないな」「長時間立ちっぱなしの仕事はイヤだな」「毎日同じ場所に通勤するのはイヤだな」とイヤなことから考えるようにしました。そうすると、「記事を書く仕事ならできるかな?」とイヤでないものが見えてきました。

   イヤなことを裏返すと、自分のできることがわかってきたり、やりたいことに辿りつけます。もし、協力してもらえる人がいるなら、数名で書き出してみるのもオススメです。自分の個性を発見できます。

入澤有希子(いりさわ・あきこ)
入澤有希子(いりさわ・あきこ)
子育てしながら働く女性のための研究所所長
パーソナルスタイリスト

結婚後夫の転勤で、転勤族の妻として働き方に悩み、好きを仕事にパーソナルスタイリストとして独立。子育てが始まってからの引っ越しで、金なし・仕事なし・保育園なしを経験。会社員としても働くが、子育てとの両立に限界を感じ、100名以上の子育て女性にインタビューし、「子育てのために仕事を諦めなくてもいい方法」を出版。テレビにも専門家として出演。働き方の変え方として起業方法を伝えている。法政大卒。
ホームページ https://mamakenkyujo.com/
インスタグラム https://www.instagram.com/akirisawa1209/
著書に「子育てのために仕事を諦めなくてもいい方法」(Kindle版)他2冊。
姉妹サイト