働くママたちは、「子供の体調不良で今日はお休みさせてください。本当にすみません...」と職場に頭を下げた経験を9割以上の方がしていると思います。どんなお仕事をしていても、お子さんが小さい頃は、子育てと仕事の両立に悩みますよね。
フリーランスの方だと、子供を保育園に預ける前から、お仕事を再開する方もいらっしゃると思います。そういう事例も含めて、今回は、子育てと仕事の両立でつまずかないために、気をつけたい3つのポイントをご紹介します。
キャリアが中断する恐怖で、子どもを保育園に預けず仕事
まずは少し私自身の話をさせてもらうと、子供が生まれる前からフリーランスとして仕事をしていました。最初の1年半は、保育園に預けず仕事をしていたので、いまでこそ笑い話ですが、苦労も多くしてきました。
いま思うと、実家が遠い、夫が忙しくワンオペ状態、それなのに保育園に預けず、仕事を再開...。なんで、仕事を再開しちゃったのかしら?という状態からスタートしました(笑)。
それは、キャリアが中断する恐怖があったからでした。自分のキャリアを続けたくて、少しでもいいからお仕事をしていたかったんですよね。なので、仕事をいただいたら、とにかく全部やりたかったのですが、自分にルールを設けないととても全部はできませんでした。
2人子育てしてきた中で、この3つのポイントが大事だったと思っています。
1:無理なスケジュールを組まない!
「受けた仕事を全部やりたい!」「キャリアを少しでも積み上げたい!」と働くママなら少しでも思うと思いますが、まずはスケジュール管理が大事です。
特に保育園に預けないとなると、お子さんが3歳ぐらいまでの大きな悩みは、「時間が細切れにしかないこと...」ではないでしょうか。お昼寝や夜の就寝後に仕事をする方も多いですが、私はどうしても、子供と一緒に寝てしまい、まったく起きれませんでした...。
そのため、仕事を受ける時は、「自分の持ってる時間で準備が間に合うのか?」を考えるようにしていました。無理なスケジュールは、組まないようにして、1つひとつの仕事をありがたく丁寧に受けさせていただく、という姿勢を心がけていました。
また、15分でできることはコレと決めて、隙間時間にやるようにしていました。時間ができたらすぐ取りかかれるように、アイディアは控えておくなど、そこら中にメモを置いている時期もありました。子供が触れない高さのデスクを購入し、隙間時間に立って仕事をするのもオススメです。
ゴールは低めに...少しでも前進できればOK! 自分への甘さを
2:協力先の複数確保をする!
保育園に入れない・実家や義実家に頼めない・ワンオペという状況だと、仕事をすること自体が難しい局面が多いですよね。資料作成など、一人で完結する仕事であれば、乳児の頃はおんぶしながら仕事ができますが、お客様と対面したり、どこかに出向く仕事は、難しいです。
そのため、自治体のシッターサービスに登録したり、一時預かりができる保育園を利用していました。1箇所で予約が取れなくても、次はここに予約する!など、複数の預け先を見つけるようにしていました。
それでも子供の急な体調不良など、避けられない事態は起こるものです。そんな時、やはり実家に頼れる安心感は大きく、年に1度くらいは、実家の母に子守のための出張をお願いしたこともありました。いま思うと、両親が元気だったからこそできた荒技ではありますが...。
3:罪悪感をためないこと
ママになってからの仕事は、何かと予定通り進まないものです。人を頼る機会も増えるでしょう。ですが、罪悪感から自分を責めないようにしたいものです。
ゴールは低めに設定し、少しでも前進できればOK!自分への甘さが必要です。また、ママになってから、周りの優しさに気づけることが多くなると思います。感謝の気持ちを忘れずに、次の世代に恩返しができればいいのではないでしょうか。
気配りや段取り力、人間の器も、ママになってから大きく磨かれます。そして、子供は親の背中を見ているので、子供が小学生前後になってくると、仕事への理解が深まり、応援してくれるようになりますよ。
だから、大丈夫! 働くママの皆さん、一緒に頑張りましょうね!【つづく】(入澤あきこ)