子供の学校の保護者面談「ママたちばかり」問題...パパはなぜ来ない? そこが変わらなければ、日本の「ジェンダーギャップ指数」は最低のまま?【マミートラックに負けない働き方】(入澤あきこ)

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個々の意識の問題と、男女の賃金格差の問題が変わっていかなければ...

   パパたちが来ない理由としては、「仕事が忙しい」「時間の調整が難しい」だと思います。でも、それはママたちも一緒なんですよね。

   これだけワークライフバランスが叫ばれ、多くの企業がさまざまな制度を作っている中で、上司の許可や同僚へのお願いなど面倒な手続きはあるにせよ、平日の昼間に1時間程度の時間が取れないはずはない、と私は思います。

   こうした現状になっている理由は、個々の意識の問題と、男女の賃金格差の問題が大きいようです。「収入の低い女性が仕事を休む」ときっぱり断言している家庭に出会ったことがあります。どこの家庭も似たり寄ったりなのかもしれません。

   パパが保護者会などに参加しないことを責めたいわけではありません。そして、賃金格差を理由にこの状態を続けるしかないと諦めたいわけでもありません。

   ですが、今の状態を続けていると、いつまでも女性の収入は低いままですし、男性も「自分が家庭を支えなきゃ」という意識が強く、仕事を休みづらくなってしまいます。

入澤有希子(いりさわ・あきこ)
入澤有希子(いりさわ・あきこ)
子育てしながら働く女性のための研究所所長
パーソナルスタイリスト

結婚後夫の転勤で、転勤族の妻として働き方に悩み、好きを仕事にパーソナルスタイリストとして独立。子育てが始まってからの引っ越しで、金なし・仕事なし・保育園なしを経験。会社員としても働くが、子育てとの両立に限界を感じ、100名以上の子育て女性にインタビューし、「子育てのために仕事を諦めなくてもいい方法」を出版。テレビにも専門家として出演。働き方の変え方として起業方法を伝えている。法政大卒。
ホームページ https://mamakenkyujo.com/
インスタグラム https://www.instagram.com/akirisawa1209/
著書に「子育てのために仕事を諦めなくてもいい方法」(Kindle版)他2冊。
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