自分だけの「オリジナル商品」は身近に! 副業・起業につながる「7つのアイディア」の見つけ方(2)【マミートラックに負けない働き方】(入澤あきこ)

富士フイルムが開発した糖の吸収を抑えるサプリが500円+税で

   働き方を広げる選択肢として、副業や起業を考えている方は多いと思います。しかし、何をやるか? どうやってやるか?が、最初に立ちはだかる壁になります。

   そこで、ここでは、自分だけの「オリジナル商品」を作るアイディアをお伝えします。前回は「得意」「資格」「好き」「消費」についてお伝えしました。今回はその続きになります。

妊娠・出産、婚活など...時代は変化するので、リアルな情報には価値がある

   <自分だけの「オリジナル商品」で勝負! 副業・起業につながる「7つのアイディア」の見つけ方(1)【マミートラックに負けない働き方】(入澤あきこ)>の続きです。

5. 経験が仕事になる

   「仕事になるような経験って、特別なこと?」と思う方もいるかもしれません。ですが、特別なことでなくてかまいません。たとえば、妊娠中の出来事をリアルタイムに発信できる、0歳児の子育て情報を伝えられる、など、「これから始める人よりちょっと先輩」ぐらいの経験でいいのです。

   特に女性は、妊娠出産などライフイベントが多いですよね。先をゆく先輩はたくさんいますが、時代はどんどん変化しているので、いつもリアルな情報が求められています。そこで、自身の経験を詳細にブログにするなど発信をしておくと、「その経験が聞きたいです!」と声をかけてもらえるのです。今から取り組むのであれば、インスタグラムとYouTubeがオススメです。

   私の身近な例では、婚活アプリを多数使って、結婚した経験のある方が、婚活に悩む女性に向けて、婚活のいろは、アプリの使い方、マインドや見た目の相談を受け付けています。最初は自分の経験をベースに、仕事を始めたそうです。ところが、徐々に人気が出てくると、お客様の事例も聞けて、アドバイスの「引き出し」も増え、どんな悩みにも応えられるようになったと言います。

6. 悩みが仕事になる

   こちらも、経験が仕事になる話と近いのですが、なかでも悩みが深かったものは、仕事につながるチャンスだとお伝えしたいです。できれば、悩みを乗り越えているものにしましょう。説得力が増します。そうすると、同じ悩みを抱えている人の問題解決が、仕事になります。

   こんな例もあります。不登校の息子さんに悩んでいて、親子のコミュニケーションを見直して、息子さんが学校に行けるようになった方がいます。その方は、不登校のお子さんで悩むお母さんたちのサポートを仕事にし、「その経験が聞きたい」とお客様が集まってくるようになりました。

   ほかにも、ダイエットの成功事例がある方も、「ダイエットが続かない」「何をやってもダメだった」と悩む方の力になれます。悩みを仕事にする方法は、自分が悩みを乗り越えた方法を体系化して伝えられると、お客様にも再現していただけるメソッドを伝えられるようになるものです。友人や知人から「どうやって乗り越えたの?」と聞かれるような悩みがあった方は、仕事にするチャンスです!

人にはなかなか相談しにくい話をブログで...それがきっかけで、新しい仕事に

7. そのままが仕事になる

   最後は、経験とも悩みとも近いのですが、そのままの自分を出していくことで、「面白い!」「共感する!」が集まり、仕事になる話です。

   これも、ある知り合いの例です。夫婦関係でなかなか人には相談しにくい話をブログに書いていた方のこと。そこでは、普段言えない話を赤裸々に書いていたところ、同じ悩みを持った人からコメントが集まるようになりました。ブログのアクセス数も夫婦のジャンルでトップになり、なんと出版社さんから声がかかりました。

   そのブログは、人には言いにくい話を赤裸々に書くものだったので、本名や顔を出してはいませんでした。ですが、それでも仕事につながりました。さらに、ブログとは別の本業でも、夫婦関係で悩む人のカウンセリングをスタートさせることになりました。

   悩みを解決したり、乗り越えたりした話とはまた角度が違い、現在進行形のリアルな声を発信し続けたことで、仕事になったのです。顔や名前も関係なく、「そのまま」に価値があるのです。

   ここまで2回にわたって、自分だけの「オリジナル商品」の作り方について、お伝えしてきました。

   設備投資をしたり、大量仕入れをしたり、大きな投資をすることなく、自分一人でも仕事は始められます。特に、家にいながらできる仕事ばかりです。ご自身の中にたくさん可能性が眠っているはずなので、ぜひ可能性を仕事に変えていっていただければと思います。【つづく】(入澤あきこ)

入澤有希子(いりさわ・あきこ)
入澤有希子(いりさわ・あきこ)
子育てしながら働く女性のための研究所所長
パーソナルスタイリスト

結婚後夫の転勤で、転勤族の妻として働き方に悩み、好きを仕事にパーソナルスタイリストとして独立。子育てが始まってからの引っ越しで、金なし・仕事なし・保育園なしを経験。会社員としても働くが、子育てとの両立に限界を感じ、100名以上の子育て女性にインタビューし、「子育てのために仕事を諦めなくてもいい方法」を出版。テレビにも専門家として出演。働き方の変え方として起業方法を伝えている。法政大卒。
ホームページ https://mamakenkyujo.com/
インスタグラム https://www.instagram.com/akirisawa1209/
著書に「子育てのために仕事を諦めなくてもいい方法」(Kindle版)他2冊。
姉妹サイト