どうしたらコミュニケーション不足、孤独感を解消できるか?...「ブライト500」認定企業の工夫とは(日興テクノス株式会社 長谷川浩正社長)

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毎月の「健康通信」で情報発信、従業員の生の声も届くように

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総務課総括主任の松川顕子さん

――取り組みによる効果や反響はいかがですか。

松川総括主任「現在、月に1~2回、『健康通信』を発信しています。情報発信によって、『毎月出される健康通信いいね』『今月の内容は良いね』などの従業員の生の声が聞けるようになりました。
また、アクサ生命の健康経営アドバイザー、エキスパートアドバイザーや、神奈川県電設健康保険組合に協力してもらい、健康増進アプリ、健康動画配信など、弊社の健康経営を一緒に進めてもらっています。役員、従業員の健康経営への理解もあり、おかげさまで、2021年度健康経営優良法人認定を受け、さらに、2022年度は健康経営優良法人 ブライト500の認定を受けることができました。
最近うれしいことがありました。朝礼で4月入社の社員がスピーチをした際に、『この会社は、健康経営に取組み、社員の健康意識が高いと言う印象を受け、自分も感化され、食事に気を付け、通勤で一駅分歩くようにして、減量に成功した』という話をされました。
健康経営に3年間取り組みをしてきてよかったと社長と一緒に喜びました。私が考える以上に、社員のみなさんは健康に気を付けていることがわかり、私自身のやりがいにもなりました」
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日興テクノス株式会社の本社

――健康経営を成功させるためには何が必要でしょうかお聞かせください。

松川総括主任「健康経営を成功させるためにはトップの方針が大切です。2020年3月27日に健康企業宣言を制定し、自社ホームページで社内外へ発信しました。おかげさまで、弊社の場合、社長が健康経営についての理解が深く、実務面でも積極的に支援を受けています。
また、従業員の皆さんの参画意識が大切です。健康づくりは会社から言われてやるものでなく、自分たちで気づき取り組みことが重要と考えています。また、施策を実行した際にはやりっぱなしにせずに、アンケート等で効果検証を行います。また、個別の社員の方にも声掛けをしています。
人生100年時代を迎え健康づくりに若いころから取り組む必要性は高まっています。会社にとっても、元気で健康な社員が増えることが事業継続にもつながります。しかし、健康づくりや健康意識を醸成、継続していくためには時間がかかります。健康経営は、今年だけの取り組みでなく、毎年PDCAを回していくことが大切です。マンネリ化しないように、時代に合わせた新たな取り組みを毎年取り入れながら、日興テクノスらしい取り組みを地道に継続していくことこそが大切であると考えています。

――長谷川社長はいかがでしょうか。

長谷川社長「健康経営に取組み3年目となります。今年度はブライト500も取得することができました。弊社のウェブサイトで、自社の取り組みを掲載したところ、お取引企業から『健康経営に取り組まれているのですね』と声をかけていただいたり、取材をしていただく機会も増えてきました。採用の面でも特に若い方は、従業員の健康に配慮した会社として弊社を評価してくれます。社内的には、今後とも健康経営だけでなく、さまざまな取り組みを継続して、従業員のみなさんにとって、働きやすい環境を整備していくことが重要だと考えています」

――ありがとうございました。

毎月の健康通信の例
毎月の健康通信の例

【会社概要】
日興テクノス株式会社
代表取締役社長 長谷川浩正さん

1946年9月に電話設備工事業者としてスタートし、今年で76周年を迎えます。「ネットワーク」「ソリューション」「ヘルスケア」「スマートオフィス」の4つの分野を柱として南関東を中心に企画・販売・構築・導入・運用・保守までのICTを中心としたオフィスに関わる製品・サービスをワンストップでご提供しています。皆様から長きにわたり信頼預けるよう「感謝」の気持ちを忘れずICTの総合インテグレータとして高度なテクノロジーとサービスによりお客様の満足を実現してまいります。

・本社所在地   神奈川県横浜市磯子区森
・主な事業内容  情報通信業
・従業員数    75 名(男性:64名・女性:11名)
・健康経営優良法人 2011、2022連続認定(2022は中小規模法人部門のブライト500に認定)
   https://www.nikko-technos.com/

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