就活で替え玉依頼?!「それ、出来心ではすまないぞ」...ゼッタイ、後悔することになるから。3つのデメリットある【vol.19】(川上敬太郎)

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   替え玉ジュケン――?! 受験生を抱える親としては、思わず反応してしまう言葉です。しかし、ニュースで見たその言葉をよくよく確認してみると、ジュケンのケンの字が違いました。

   就職活動する学生さんの適性診断テストで、「替え玉受『検』」が発覚したのだとか。

   就活は大変です。それまで自由気ままに青春を謳歌していたのに、突然目の前に出現する壁。なにをどう進めていいかわからない中で、学生さんは就職先を見つけなければなりません。

  • 就活の「替え玉受『検』」問題について、考える
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替え玉を使って適性診断をパスできても、それだけで内定獲得はできません。

   そこにやってきたコロナ禍。誰もがとまどう中で、オンライン化の波は世界中に広がり、学生さんたちの就活にもおよびました。そして、あちこちの会社で行われるようになったオンライン適性診断テスト。

   まずはそれをパスしなければ先には進めない、というプレッシャーはあったと思います。しかし、オンラインだからバレないはず...と、替え玉受検を依頼するのはいただけません。

   なぜか? もちろん、犯罪だからです。ただ、それだけではありません。そもそも、就活で替え玉を依頼したところで、デメリットしかないんです。

   仮に、替え玉を使って適性診断をパスできても、それだけで内定獲得はできません。

   面接などで落ちてしまえば、依頼料はムダになります。でも、もっと問題なのは、一生のキャリアを考えた時に、替え玉受検を依頼して入社に成功した「あなた」を待ち構える、その後のデメリットです。

川上 敬太郎(かわかみ・けいたろう)
川上 敬太郎(かわかみ・けいたろう)
ワークスタイル研究家
男女の双子を含む、2男2女4児の父で兼業主夫。愛知大学文学部卒業後、大手人材サービス企業の事業責任者を経て転職。業界専門誌「月刊人材ビジネス」営業推進部部長兼編集委員、広報・マーケティング・経営企画・人事部門等の役員・管理職、調査機関「しゅふJOB総合研究所」所長、厚生労働省委託事業検討会委員等を務める。
雇用労働分野に20年以上携わり、仕事と家庭の両立を希望する「働く主婦・主夫層」の声延べ4万人以上を調査・分析したレポートは200本を超える。
NHK「あさイチ」、テレビ朝日「ビートたけしのTVタックル」などメディアへの出演、寄稿、コメント多数。
現在は、「人材サービスの公益的発展を考える会」主宰、「ヒトラボ」編集長、しゅふJOB総研 研究顧問、すばる審査評価機構株式会社 非常勤監査役、JCAST会社ウォッチ解説者の他、執筆、講演、広報ブランディングアドバイザリー等の活動に従事。日本労務学会員。
1973年生まれ。三重県出身。
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