社員の意欲、一体感高まった「健康経営」 「働く姿」イメージしやすくなり...採用も増えた!(森幸漁網株式会社 森田哲平社長)

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   健康経営優良法人の認定を目指す企業経営者にヒントを――。そんな思いのもと、連載中の「健康経営のススメ!」。

   これまでに認定を受けた企業や、積極的に健康経営を推進している企業の先進事例のほか、コロナ禍で社会的課題となった従業員のストレス対策として、産業医のアドバイスを有効活用する企業の事例など、できるだけ具体的なノウハウに焦点を当ててきた。

   第12回は、千葉県銚子市に本社を構える森幸漁網株式会社。従業員は18人。経済産業省の健康経営優良法人2021に初認定され、2022年も連続で認定を受けた。代表取締役社長の森田哲平(もりた・てっぺい)さんに話を聞いた。

  • 千葉県銚子市の「森幸漁網」が取り組む「健康経営」に迫る(写真はイメージ)
    千葉県銚子市の「森幸漁網」が取り組む「健康経営」に迫る(写真はイメージ)
  • 千葉県銚子市の「森幸漁網」が取り組む「健康経営」に迫る(写真はイメージ)

課題は朝食、睡眠、喫煙と分析...改善につなげる

――健康経営を導入されたきっかけをお教えください。

森田哲平社長「以前から、社員が健康に働ける環境づくりに関心を持っていました。ところが、いざやってみようと踏み出す時、どのように取り組めばよいのかが明確ではありませんでした。その時、全国健康保険協会(協会けんぽ)千葉支部とアクサ生命の健康経営アドバイザーの方から、『健康な職場づくり』についてアドバイスをいただきました。健康習慣アンケートを実施し、当社の従業員の健康習慣における課題が朝食、睡眠、喫煙であることがわかりました。この結果を踏まえて、具体的な目標を立てて、計画的に健康経営に取り組んでいます」
漁網や漁業資材の販売・メンテナンスを行う「森幸漁網」
漁網や漁業資材の販売・メンテナンスを行う「森幸漁網」

――たとえば、どのように取り組んでいらっしゃいますか。

森田社長「当社は20代~30代の若い社員が多く、飽きさせない工夫として、ヤマハの『Revストレッチ』を導入して、朝のストレッチを実施しています。また、ぶら下がり健康機器も設置しています。業務工程の見える化(工程スケジュール一覧)により、適切な働き方、長時間労働対策、2時間単位での有給休暇取得制度を導入しました。
食生活の改善を目的として『健康バランス弁当』を取り入れ、会社から3分の1を費用補助する制度を設けました。ちなみに、アクサ生命から提供される食生活などのワンポイントアドバイスシリーズのリーフレットを毎月給与明細に同封して、啓発を図っています。
そのほか、夏には経口補水駅液や塩分補給のタブレットを常設するなどの熱中症対策も行っています。また、社員全員での1泊2日の旅行も実施し、コミュニケーションの向上を図っています」
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