100年企業目指すには「社員の健康」が最重要! 「和と挑戦」を目指して(富士電波工業株式会社 横畠俊夫社長)

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運動機会の増加と食事習慣の見直し!

――ほかにも会社として、メタボリックシンドローム該当者の5%削減を目指していますね。

横畠社長「健康増進活動の具体的な目標として、メタボ該当者数の削減を掲げています。そこで、運動機会の増加と食事習慣の見直し策に取り組んでいます。運動機会増進では長年続けている始業時のラジオ体操、午後にストレッチタイムを設けた体操を実施しています。食事内容の改善では、従業員からアンケートを取って、昼食弁当の見直しを実施しました。野菜中心のヘルシー弁当や、量の少ないお弁当を導入しています。コロナ禍が終息したら、ハイキング等の健康イベントの開催や、専門家の方を講師に招いた健康セミナーも企画していきたいです」
「和と挑戦」を経営理念に掲げる富士電波工業
「和と挑戦」を経営理念に掲げる富士電波工業

――ワークライフバランスについては、どのように気を配っていますか。

横畠社長「装置の設置工事を伴う業務の都合上、出張工事で休日出勤が多い社員もいますが、振替休日とともに有給休暇を確実に取得させています。有給休暇の取得率も平均70%以上と高く、なかには土日祝と合わせて10日程度の連休を取る社員もいます。業務の繁閑を上司が把握して仕事の割り振りに気を配り、残業についても総時間規制は徹底しています。原価意識も向上し、付き合い残業は皆無になりました。なお、メンタルヘルス予防策についてはストレスチェックを実施しているものの、これからの課題です。ハラスメント防止とともに産業医やかかりつけ医の先生とも連携を密にして、対処していきたいと思っています」

――ありがとうございました。

【会社概要】
富士電波工業株式会社
代表取締役社長 横畠俊夫さん

当社は昭和23年(1948年)の創業以来、工業用電気加熱の技術によって、我が国のものづくりの発展とともに歩んで参りました。とりわけ、祖業である高周波誘導加熱炉では高度成長時代の金属工業の増産に、そして、ファインセラミックス向けの超高温炉やホットプレスでは「電子立国」時代の半導体産業の興隆に寄与いたしました。また、自社製の高周波誘導炉を用いた特殊鋼鋳造事業も長年営んでおります。そして今、環境の時代を迎えエコカーの主要部材の生産に当社の熱技術が活かされています。
時代が移り変わっても、お客さまとともによりよい製品を実現し、実験室から量産工場まであらゆる場面でお役に立てるよう、困難な加熱条件に挑み、試行錯誤を繰り返しつつも誠実に取り組む姿勢は変わりません。
これからも当社は、相談し甲斐のある専門家集団として加熱に関するご要望にお応えするとともに、お客様に当社の高温加熱技術をご利用いただくことを通じて持続可能社会の実現にも貢献していきます。

・本社所在地   大阪府大阪市淀川区新高
・主な事業内容  工業用電気加熱装置開発・製造・販売
・従業員数    135 名(男性:122名・女性:13名)
・健康経営優良法人 2021(中小規模法人部門) 認定
   http://www.fujidempa.co.jp/

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