これが「極意」! 手がけるプロジェクトは毎回イチからの気持ちで  長谷工コーポレーション 名古屋支店長の間瀬さゆりさん

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「リニア効果」で名古屋は開発ラッシュ

――今後、取り組みたいこと。支店長としての抱負を教えてください。

間瀬さん「今年(2021年)は全社的に、中高層マンション以外の工事にも積極的にチャレンジし、事業領域の拡大をテーマとして掲げています。具体的には、超高層マンションの建設、再開発事業、分譲マンションの建て替えなどですが、名古屋支店でも超高層マンションを2棟施工中で、来年もう1棟を施工予定です。再開発や建て替えにおいてもプロジェクトが進行中です。引き続き、こういった分野をより一層拡大していきたいと考えています。
名古屋エリアの動向でいうと、2027年以降に東京-名古屋間のリニア中央新幹線が開業予定で、駅前の再開発や栄エリアのビルの建て替えなどが進んでいます。その前年の2026年にはアジア大会が開催予定ということもあり、街全体に活気があります。
長谷工コーポレーションも、今後大型プロジェクトに携わっていくと思いますが、街づくり全体を考慮しながら進めていくことが大切です。そういった意味でも地元に貢献していきたいですね」

――マンション業界や支店の今後の課題やテーマには、どのようなことがあるのでしょうか。

間瀬さん「建設業界では、現場作業所の職方や技術者の高齢化、人材不足が慢性的な課題としてあります。そういった状況下で、いかに省力化していくかという課題はありますね。また、デジタルトランスフォーメーション(DX)の推進や脱炭素社会への移行を見据えて、いかに手づくりしてきたアナログ技術とデジタル技術との調和を図り、新しく生まれ変わっていくかということが、業界全体だけでなく当社や名古屋支店のテーマとなっていくでしょう。SDGsの観点からも、建物を建てるだけでなく建てた責任が問われる時代になっていますので、循環型社会の実現に向けて、私たちも地道に取り組んでいきたいと思っています」

(聞き手 戸川明美)


プロフィール
間瀬さゆり(ませ・さゆり)
長谷工コーポレーション 東海営業部門 名古屋支店支店長

1990年12月1日、株式会社長谷工コーポレーション入社。
2005年4月に名古屋支店不動産部チーフ、17年4月同支店不動産1部長、19年4月に同支店副支店長を経て、21年4月1日付で現職。

水野 矩美加(みずの・くみか)
水野 矩美加(みずの・くみか)
アパレル、コンサルタント会社を経てキャリアデザインをはじめとする人材教育に携わる。多くの研修を行う中で働き方、外見演出、話し方などの自己表現方法がコミュニケーションに与える影響に関心を持ち探求。2017年から、ライター活動もスタート。個人のキャリア、女性活躍、ダイバーシティに関わる内容をテーマに扱っている。
戸川 明美(とがわ・あけみ)
戸川 明美(とがわ・あけみ)
10数年の金融機関OLの経験を経て、2015年からフリーライター、翻訳業をスタート。企業への取材&ライティングを多く行う中で、女性活躍やダイバーシティの推進、働き方の取り組みに興味をもつ。
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