管理職必読! テレワーク時代の部下のマネジメント、新たなポイントを伝授(2)

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   ビジネスパーソンは何十年ものあいだ、オフィスに出社して仕事をすることが当たり前でした。ところが2020年、新型コロナウイルス感染症の影響でテレワークが一気に浸透しました。この変化を機に、テレワークを本格導入してオフィスを縮小する会社もあるほどです。

   さて、管理職のみなさん。部下のマネジメントはテレワークでも、きちんとできていますか?

   働く環境が変わったのですから、マネジメントも従来どおりではうまくいきません。テレワークにおける部下への働きかけのポイントを解説します。

  • テレワークのコミュニケーションは「いつでも」「気軽に」(写真はイメージ)
    テレワークのコミュニケーションは「いつでも」「気軽に」(写真はイメージ)
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テレワーク導入後、部下と最初に合意すべきこと

   テレワークを導入したら、部下と改めて目標設定をし、タスクの進め方について合意するための話し合いをするとよいでしょう。

   目標設定については、テレワークにまだ慣れていない状況であれば、短期かつ無理のない目標を一時的に設定するのも一案です。後になって、テレワークだから目標達成できなかったという理由が成り立ってしまう状況にはしたくないからです。テレワークを言い訳にせず、テレワークの環境で部下自身が努力して目標達成する成功体験を早めに積ませてあげましょう。

   タスクの進め方は部下の能力によって異なります。

   たとえば、

・部下自身に進め方も含めて仕事を任せる
・進め方を合意してから作業に着手してもらう
・進め方は上司から指示し、作業のみ担当してもらう

などのパターンがあると思います。部下1人ひとりと進め方から改めて話し合うとよいでしょう。

   出社とテレワークとの違いを考えずにこれまでどおりに仕事を任せていると、テレワークではお互いの認識の齟齬が生まれやすいものです。特に、これまではタスクの進め方を話し合うことはなかったとしても、テレワークでは丁寧にコミュニケーションをしておきたいですね。

高井 信洋(たかい・のぶひろ)
高井 信洋(たかい・のぶひろ)
クラウドパワーパートナーズ株式会社 代表取締役
2013年に創業。テレワーク・クラウドソーシング活用した事業開発コンサルティングとして事業を開始した。現在、在宅翻訳者3000人をネットワークし、IT・マーケティング業界向けの翻訳・メディア編集をサポートする「あなたの翻訳チーム」を提供している。
テレワーク・リモートワーク分野での執筆、講演、コンサルティングなどを行うほか、テレワーク経営のためのサービス・専門家を探す「テレワークソリューションバンク」を運営している。
テレワークソリューションバンク:https://www.telework-bank.com/
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