変化への恐怖を感じているとき、自分では気づけない
厄介なのは、ほとんどの人が変化をするとき、それが大きな変化であればあるほど身体的、精神的に抵抗を感じやすいのですが、それを感じている最中は「自分が変化によってこうなっている」と自ら気づけないことにあるのです。
たとえば、
・初めての遠足の前日に高熱を出す
・結婚前のマリッジブルー」
これらのことは、変化への恐怖を感じたときに起こる代表的なものです。
実際に高熱を出したり、軽いケガをしてしまったり、なんとなくずっと体調がすぐれなかったり......。無意識のうちに自分が変化しないようにと脳やカラダが指令を出すのです。
ほかにも、行動をやめるように無意識のうちにさまざまな言い訳を思いついたり、「なんとなくイヤ」「なんとなく気味が悪い」「なんとなく良いものではないと思う」というように、このように感じて、深く知る前から新しいものを遮断してしまうことがほとんどです。
ちなみに、私は恥ずかしながら、これまで電子マネーを使ったことがなかったのですが、使うようになりました。とっても便利ですよね! 電子マネーを使うようになる前は「なんだかイヤ」だから使っていませんでした。これもひとつの変化への抵抗ですよね。
では、どうすれば気づくことができるのでしょうか――。
対処法は、「人は変化が近づくとこのような症状が出る」と、先に知っておくことです!
過去を振り返ってみて、何か新しいことやこれまでと違った経験をする時や、新しいことを始めて環境が変わっていくときに、イヤになったり、やめたくなったり(実際にやめたり)、体調不良を起こしたりと、そんな経験はありませんか?
もしかすると、それらは変化に抵抗する心の働きによって、そうなっていたのかもしれません。そのタイミングを乗り越えて、一歩ずつ前に進んでいきましょう! 繰り返すことで心が少しずつ強くなっていきますよ。
変化への抵抗を乗り越えた先、景色が変化していく様は、予想以上に楽しい未来が待っているかもしれません。(くぼた茜)