コロナ禍によって、国や企業だけでなく個人の生活にも、一気に変化が訪れました。
オンライン化が進み、人とのコミュニケーション方法や日常の一つひとつが、小さなことから大きなことまで、たくさんの変化を経験されたと思います。
これまでやったことない、使ったことがないなどと言っていられず、まさに変化しなければ生き残っていけないという状況を、身をもって感じた人も多くいらっしゃるのではないでしょうか。
変化していける人こそが、この先の未来も生き残っていくことができます。そして、この先も私たちは時代に遅れることなく自ら変化していくことが大切です。しかし、ここで大きな課題があります。じつは、私たち人間は極端に変化を嫌う生き物だということです。
私たちが変化を拒むのは、人間に備わっている本能的な機能
たとえば、新しい習い事を始めるとき、少なからず不安を感じたり、直前になって面倒になったり、イヤになったりしたことがある方も多くいらっしゃるのではないでしょうか。
私たちは古の時代、環境の変化に非常に敏感にならなければ生きてはいけませんでした。知らないもの、わからないものには触れずに除外しておくことで、命の危険を守ってきました。これまで過ごしてきた当たり前を続けていくことが、生きていくために必要だったのです。
時代は変わりましたが、人間の脳や身体にはそれが色濃く残っているのです。そう感じることが、決して悪いとか、古いとか、そういう問題ではなく、それらは生命を維持していくために備わっている機能なのです。
ですが、もう今は昔とは何もかもが違います。これからは、これまでよりもさらに心を柔軟に、「当たり前」を更新していくことが生きていくために大切なことになりました。
スムーズに時代についていくためにも、心の働きを知り、心を強く保ちながら柔軟に進んでいきましょう!