不安や恐怖に飲み込まれないために! まずは自分を大切にしよう(くぼた茜)

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   外出自粛の日々が続くなか、不安な気持ちや恐怖心などを今、誰もが感じています。

「自分は気持ち的には平気かな!」

と自覚のない方でも日々浴びている情報や、これまで経験したことのない事態に、無意識のうちにストレスは溜まっています。

  • 不安なことがいっぱい……
    不安なことがいっぱい……
  • 不安なことがいっぱい……

「不安」は命を守るための感情

   たとえば、ふだんならすぐに眠れる方でも、どこか寝つきが悪かったり、眠りが浅く何度も起きてしまったりというお話しをよく耳にします。

   そんな時、「不安になっちゃいけない!」なんて思う必要はありません。不安になることは、命を守るために備わった大切な感情です。

   ただ、不安に飲み込まれてしまうと、ふだんならできる判断ができなかったり、いつもならとらない行動を起こしてしまったりしています。

   こんな時こそ、自分と自分の心を大切にする方法をぜひ実践してみてください。

◆自分の気持ちを吐き出す

   不安や恐怖、さみしさなどのマイナス感情は、感じていないフリをしたり我慢して通り過ぎたりしたと思っても、じつはなくなるわけではなく、自分の中に蓄積をされていっています。

   その感情が溜まり、自分の中の感情のコップがいっぱいになってしまうと、それが突然、怒りとなって現れたり、ふだんであればとらない行動をとってしまったり、カラダに反応が出て、免疫力が落ちてしまうことがあります。

   不安に飲み込まれてしまわないためにも、まずは自分の心の動きを気にしてあげることが大事です。

「今、どんな気持ちを感じているかな?」
「今日は何に心が動いていたのかな?」

と、自分自身と対話をしてみましょう。

   そして、もし不安やマイナスな気持ちが出てきたら、何も気にせず心のままに紙に書いてみましょう。誰に見せる必要もないので、遠慮せず気が済むまで書きましょう。最後に破って捨てるとスッキリします!

   聞いてくれる方がいれば、人に話すのもオススメです。ただし、話して余計にイライラしてしまったりするような方は、やめておきましょうね。

   周りを支えることが必要な方ほど、まずは自分自身をいたわり大切にしてあげてくださいね。

くぼた 茜
くぼた 茜(くぼた・あかね)
1987年生まれ。Bloomer's Salon代表。ON+OFF認定メンタルトレーナー
10代から地方でモデルとして活動。その後、ユニット活動で海外・日本全国のイベントに出演したほか、テレビCMや雑誌・新聞などで活躍した。しかし上京後、芸能界で活動する中でさまざまな緊張やプレッシャー、人間関係などのストレス負荷を受け、耐えきれずに挫折。メンタルヘルスの大切さを実感した。その経験を生かして、現在はメンタルトレーナーとして活動している。
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