あれ、もしかしてマウントとられた? 慌てないで! 対処法を伝授します(くぼた茜)

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   「いいなぁ、早く帰れて。私なんて大きなプロジェクトを任されているから全然帰れないよぉ~!」なんていう会話。なんだかモヤっとしませんか――。

   今では「マウンティング」という言葉は一般的になりましたが、オフィスの中ではさまざまな「マウンティング」な言動や行動があるそうです。

   オフィスは好きな人同士だけで働いているわけではありません。いろいろな人がいるのはもちろんですが、モヤモヤしたコミュニケーションが日々続くと、余計なストレスを感じてしまいますよね。今回は、マウンティングする人の背景と、そんな相手にストレスを貯めずに対処する方法をお伝えします。

  • えっ、これってマウンティング?
    えっ、これってマウンティング?
  • えっ、これってマウンティング?

過度なマウンティングをする相手は、自分に自信がないことが多い

   マウンティングは、過去に放送されたドラマの影響で、女性同士のコミュニケーションでのみ行われていると思われがちですが、じつは男性同士でもあります。

   女性同士のマウンティングはさりげなく表現されるものが多いのに対して、男性同士では、わりとストレートにマウンティングし合う傾向があります。もちろん、男性から女性に対して、また女性から男性に対して行われることもあります。

   マウンティングとは、哺乳類が自分の優位性をアピールするために、相手に対して馬乗りになる行動から由来しており、発言や行為によって「私はあなたより強いんだぞ!」ということを相手や周囲に対してアピールする行為のことを言います。

   私たち人間は、相手が自分よりも上か下かという判断を多かれ少なかれ無意識のうちにしてしまっています。ただ、だからといってそこで相手を無理に下げる必要も、反対に自分が下がる必要はありませんよね。

   こういったマウンティング行為を行う人は、自分に対して自信を持てていないケースが多くあります。

   自分に対して自信がないので、人と比較して自分が上に立つことや、自分の優位性をアピールして褒め言葉をもらうことで、優越感や安心感を得ようとしているのです。

   ライオンが無駄に強さをアピールしないのと同じように、本当に自分に対して自信があれば、わざわざ自分の強さを誇示する必要がありません。

くぼた 茜
くぼた 茜(くぼた・あかね)
1987年生まれ。Bloomer's Salon代表。ON+OFF認定メンタルトレーナー
10代から地方でモデルとして活動。その後、ユニット活動で海外・日本全国のイベントに出演したほか、テレビCMや雑誌・新聞などで活躍した。しかし上京後、芸能界で活動する中でさまざまな緊張やプレッシャー、人間関係などのストレス負荷を受け、耐えきれずに挫折。メンタルヘルスの大切さを実感した。その経験を生かして、現在はメンタルトレーナーとして活動している。
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