「はい、でも......」と聞かない相手にどう対処? それって、じつはゲームだった!(くぼた茜)

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「じゃあ、勝手にして」は相手の術中にはまる!

   「イエス・バット」な会話を仕掛ける人は、さまざまな過去の経験から無意識のうちに

「私のことなんてわかるはずがない」
「相手の言うことを聞きたくない」
「思い通りになりたくない、支配されたくない」
「断ることもできない」

といった心理状態になり、このようなコミュニケーションゲームの手法をとってしまうのです。

   当の本人は「相手をイヤな気持ちにさせてやろう」と、わざとそうしているわけではないので、気づかないまま毎回同じようなコミュニケーションになってしまいます。

「これ、どうしましょうか?」

という、本来であれば建設的に終わる相談が、ゲームの始まりになってしまうのです。

   「イエス・バット」ゲームを繰り返す相手に、いくらアドバイスしても聞いてはもらえません。そこで論破することに一生懸命になったり、「じゃあ勝手にして!」とイライラしてしまっては相手のゲームに乗ってしまうことになります。

   こういった場合に得策なのは「相手に決めさせること」です。

   たとえば最初の例のように、食事に行く際には、

「きょうはあなたの行きたいお店に行こう!」
「あなたは何を食べたい?」

というふうに、相手に決めてもらうようにしましょう。

   また、仕事の相談を持ち掛けられた際にも、すぐにアドバイスするのではなく、

「あなたはどうするのがベストだと思う?」
「どれならできそう?」
「あなたが決めたことならサポートするよ。」

と、相手の意見を聞くようにしましょう。

   そうすることで、相手ははじめのうちはすこし戸惑うかもしれませんが、建設的なコミュニケーションがとれるようになっていきますよ。

   日々のコミュニケーションが心の筋トレになります!

   心を鍛えて、気持ちいいオフィスライフを過ごしましょう!!(くぼた茜)

くぼた 茜
くぼた 茜(くぼた・あかね)
1987年生まれ。Bloomer's Salon代表。ON+OFF認定メンタルトレーナー
10代から地方でモデルとして活動。その後、ユニット活動で海外・日本全国のイベントに出演したほか、テレビCMや雑誌・新聞などで活躍した。しかし上京後、芸能界で活動する中でさまざまな緊張やプレッシャー、人間関係などのストレス負荷を受け、耐えきれずに挫折。メンタルヘルスの大切さを実感した。その経験を生かして、現在はメンタルトレーナーとして活動している。
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