「とりあえず、今日はここまで......」行動のハードルを下げれば、新しい習慣は身につく!(くぼた茜)

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   「よし、明日から早起きしてランニングをしよう!」と決めていたにもかかわらず、朝、布団から出るのがイヤだ。頑張って起きたのはいいけれど、やっぱり寒いから外に出たくない。

   ランニングだけではありません。読書や勉強など、「続けるぞ!」と決めたことを「今日はやめて明日にしよう......」と先延ばしにしてズルズルとやらなくなってしまう。誰しも一度は、そんな経験をしたことがあるのではないでしょうか――。

  • 一気に全部やるぞ! と思わずに……
    一気に全部やるぞ! と思わずに……
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行動を分解して、初めの一歩のハードルを下げる。

   新たに始めたことを継続するのが苦手だ、という方はたくさんいらっしゃいます。しかし、それらは行動ハードルを下げることで、うまくいくことがあります!

   たとえばランニングの場合、「行こう!」と決めたけれど布団から出られないというのは、行動のハードルが高いせいです。

   「布団から出る=ランニングに行く」という方程式が自然とできているため、イヤになるのです。暖かくぬくぬくした布団から出て、寒い外へ出て走るということを考えると、イヤになって当たり前ともいえますよね。

   そんな時は行動を分解して、できる限りハードルを下げて行動してみると、自然とランニングができるようになるかもしれません。

   「ランニングに行く」のではなく、たとえば「歯磨きをする」「ウェアを着る」などというところに行動目標をセットしてみるのです。

   暖かい布団から出てランニングに行くことは難しくても、起きて歯磨きをしたり、ウェアに着替えたりするだけなら、行動に移せるのではないでしょうか。

   仮に、歯磨きをした後やウェアを着た後にまた脱いで布団に戻って、二度寝してしまってもかまいません。しかし、実際はというと歯磨きしているうちに目が覚め、なんとなく走ってもいいかな...... という気持ちになっているのです。

   走るまではいかなくても、靴を履いてみるくらいなら、外に出るだけなら、歩くくらいなら、というふうに、最終のゴール(ランニングに行くこと)の手前に細かな目標をセットして行動していくと、気づけば走り切れているのです。

くぼた 茜
くぼた 茜(くぼた・あかね)
1987年生まれ。Bloomer's Salon代表。ON+OFF認定メンタルトレーナー
10代から地方でモデルとして活動。その後、ユニット活動で海外・日本全国のイベントに出演したほか、テレビCMや雑誌・新聞などで活躍した。しかし上京後、芸能界で活動する中でさまざまな緊張やプレッシャー、人間関係などのストレス負荷を受け、耐えきれずに挫折。メンタルヘルスの大切さを実感した。その経験を生かして、現在はメンタルトレーナーとして活動している。
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