2019年も残り少なくなってきました。年末に向けて忙しくなるこの季節。さまざまなお付き合いがある中で、忘年会などのお酒の席も多くなってくるのではないでしょうか。
断り切れず、必要以上に忘年会や飲み会に顔を出す......。本当は帰りたいのに、2次会、3次会にも断り切れずに行ってしまう。
自分自身が本当に楽しんで参加しているのならよいのですが、ただ断り切れないからと参加していると、身も心にも負担がかかってしまいますよね。
ぜひ、この年末は「断る力」を身につけて、2020年に向けて心を鍛えてまいりましょう!
「断れない」と心は弱くなっていく
自分で行きたい、行くと決めて忘年会や飲み会に参加するのは、もちろんよいのですが、問題なのは人に誘われたから仕方なく参加する、断れないから参加する、といった場合です。
「仕方なく」「断れないから」といった場合、その前につく言葉はどんな言葉でしょうか?
たとえば、「行きたくないけど、誘われたから仕方なく」「本当は他にしたいことがあるけど、断れないから」というように、自分が本当にやりたいこととは別の行動をとってしまっていることです。
自分の欲求を、自分で叶えてあげられている実感がある時、人はイキイキと楽しく、自信も増していきます。そんな状態であれば、仕事やプライベートもうまくいきやすいですよね。
しかし、反対に「本当は帰りたいけど、断れないから......」といったように、自分ではなく他人に自分の行動を決定されてしまうと、自分の要求を自分で叶えてあげられない状態をつくり、それが自信を失ってしまう原因のひとつになります。
「断る」ということは、自分の欲求を叶える、自分を大切にするための重要な手段なのです。