突然、頭が真っ白に......! 「緊張」のドキドキは恥ずかしいことでも、弱いことでもない(くぼた茜)

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目線が気になる「プライド型緊張」の対処法

   もちろん、プライドをもって仕事に取り組むことは素晴らしいことですが、たとえばプレゼンの最中に、

「自分がどう思われているか?」
「きちんと評価されているか?」
「おかしなことを言っていると思われていないか?」

と、「相手が自分をどう思っているか」という、「相手 → 自分」の方向に意識を向けてしまうと、人は恐怖を感じてしまうことになります。

   そうすると、カラダは自分の身を守るために緊張反応を起こします。経営者やある程度の立場のある方に多いのも、このタイプです。

「きちんと経営者らしく見えているだろうか」
「失敗したらがっかりされるのはないだとうか」

などです。

   こういった場合の対処法は、まず自分が頭の中で何を考えているかを認識し、その次に矢印の方向を変えることです。

   自分の思考に気付いた後は、「相手にどう思われるか?」と、相手から自分に矢印を向けるのではなく、「自分が相手に対して何をできるのか?」と、自分から相手に対して矢印を向けなおしましょう。

   これらは、事前にテーマを一つ決めておくことで、いざ緊張した際にも落ち着いて対処することが可能になります。

   たとえば、相手にわかりやすく伝えるために、「ゆっくり話す」「笑顔で話す」「大きな声で話す」など、できる限りシンプルで、自分自身でコントロールできるテーマに置き換えることが大切です。

   相手が自分をどう思うか、は自分自身ではコントロールできるものではありません。自分にできることに意識を向け、そこに集中することが「プライド型緊張」のコントロールの第一歩になります。

   では、まとめです。

【プライド型緊張コントロール方法まとめ】
(1)緊張していることを受け入れる。
(2)その時、頭の中で何を考えているか? 思考を客観的に見てみる。
(3)矢印がどちらに向いているかを認識する。
(4)決めておいたテーマに集中し、矢印を相手に向ける。

   緊張は恥ずかしいことでも、弱いことでもありません。

   まずは、それをしっかりと受け止めたうえで、対処していきましょう!(くぼた茜)

くぼた 茜
くぼた 茜(くぼた・あかね)
1987年生まれ。Bloomer's Salon代表。ON+OFF認定メンタルトレーナー
10代から地方でモデルとして活動。その後、ユニット活動で海外・日本全国のイベントに出演したほか、テレビCMや雑誌・新聞などで活躍した。しかし上京後、芸能界で活動する中でさまざまな緊張やプレッシャー、人間関係などのストレス負荷を受け、耐えきれずに挫折。メンタルヘルスの大切さを実感した。その経験を生かして、現在はメンタルトレーナーとして活動している。
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