突然、頭が真っ白に......! 「緊張」のドキドキは恥ずかしいことでも、弱いことでもない(くぼた茜)

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現代で起こる身の危険とは......?

   緊張は、決して自分が弱いから起こるものでも、未熟だから起こるものでもありません。動物時代の反応の名残が、今でも強くカラダに出るタイプなのか、そうでないのかということだけなのです。

   ですので、緊張自体を無理になくそうとするのではなく、緊張していることは受け入れて、その反応をいかにコントロールするかが、肝心なのです。

   さて、確かに動物時代は、自分より強い動物から命を守るために逃げることが必要になるときがありましたが、現代では実際に攻撃されたり、生命が危険な状況になったりすることは稀です。

   では、何が原因となって「緊張」につながるのか――。現代社会では「孤立」に対する恐れが緊張の原因となることがほとんどです。

「ダメな自分を知られたら失望されてしまうのではないか」
「失敗したら見捨てられてしまうのではないか、笑われてしまうのではないか」
「完璧でないと受け入れてもらえないのではないか」
「自分は人より劣っているのではないか」

など、動物時代は「命の危険」というシンプルな理由でしたが、現代は多岐にわたって緊張の原因があります。

   大きくタイプを分けると、次の5つのパターンがあります。

(1)人目が気になるプライド型
(2)自分はこんな器じゃない・・コンプレックス型
(3)過去の失敗が蘇るトラウマ型
(4)誰でも陥る準備不足型
(5)初めての経験、未体験型

   今回は、多くの方が陥りやすい「プライド型」緊張の原因と対処法を、一つお伝えします。

「失敗したくない」
「完璧にやらなくてはならない」
「評価されたい」
「よく思われたい」
「恥をかきたくない」

   このように多くの方が陥る「プライド型緊張」。たとえば、プレゼンを任されたとき「人からすごいと思われるような完璧なプレゼンをしなくては!」というような思いになる方は、このタイプが当てはまります。

くぼた 茜
くぼた 茜(くぼた・あかね)
1987年生まれ。Bloomer's Salon代表。ON+OFF認定メンタルトレーナー
10代から地方でモデルとして活動。その後、ユニット活動で海外・日本全国のイベントに出演したほか、テレビCMや雑誌・新聞などで活躍した。しかし上京後、芸能界で活動する中でさまざまな緊張やプレッシャー、人間関係などのストレス負荷を受け、耐えきれずに挫折。メンタルヘルスの大切さを実感した。その経験を生かして、現在はメンタルトレーナーとして活動している。
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