「ロハスを再び連れてくること自体が冒険だった」
日本で結果を残せなかったロハス・ジュニアをなぜKTウィズは再び獲得したのか。スポーツメディア「スポーツ朝鮮」は、球団関係者の話を交えて古巣復帰の経緯を、次のように解説した。
「ロハスは20年レギュラーシーズンMVPを受賞した最高の選手だった。しかし、日本の阪神タイガースに入団した後、残酷な失敗を味わった。その間、歳を取り、実戦感覚も落ちていた。そんなロハスを再び連れてくること自体が冒険だった。実はイ・ガンチョル監督も最初は半信半疑だった。しかし、ナ・ドヒョンGMが説得に乗り出した」
記事によると、ナGMは日本での失敗を結果だけで評価しなかったという。
ナGMは招聘当時、同メディアの取材に対して、こう語ったという。
「ロハスが日本に渡った時、コロナ禍で慣れない土地に適応するのに苦労した。少し不調だとチャンスがない日本で自信を失ったようだ。しかし、2年目の終盤、日本の舞台に適応する姿を見た。結局、退団という結果を変えることはできなかったが、実力の問題ではないという結論を出した」
ロハス獲得にあたり、KTウィズのスカウトは、23年にロハスがプレーしたドミニカ・ウィンターリーグに足を運び、細心の注意を払ったという。
記事では「日本で失敗した選手が韓国に戻ってきて活躍すれば、リーグのプライドが傷つくかもしれないが、ロハスがKBOリーグで復活することを確信し、果敢に勝負をかけた」と説明した。
ロハス・ジュニアの活躍でワイルドカード決定戦に進出したKTウィズ。ワイルドカード決定戦は、レギュラーシーズン4位の斗山ベアーズと行われる。先に2勝したチームが準プレーオフに進出し、レギュラーシーズン3位のチームと対戦する。