社会人のお小遣い額...男性3万9081円、女性3万4921円 30代以下は女性のほうが多い、ランチ代ついに700円の結果

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   他人の財布の中身は、とても気になるもの。

   毎年社会人の「お小遣い白書」を発表しているSBI新生銀行の「2024年会社員のお小遣い調査」(2024年6月28日付)によると、男性会社員の毎月のお小遣いの平均額は3万9081円、女性会社員は3万4921円となった。

   それぞれ前年より減るトホホホな結果となったが、20、30代では女性のほうが男性よりも多い。最新お小遣い事情を調査担当者に聞いた。

  • お小遣い、どう使おうか
    お小遣い、どう使おうか
  • (図表1)1か月のお小遣いはいくらか(SBI新生銀行調べ)
    (図表1)1か月のお小遣いはいくらか(SBI新生銀行調べ)
  • (図表2)昼食代は1回いくらか(SBI新生銀行調べ)
    (図表2)昼食代は1回いくらか(SBI新生銀行調べ)
  • (図表3)1か月の飲み代はいくらか(SBI新生銀行調べ)
    (図表3)1か月の飲み代はいくらか(SBI新生銀行調べ)
  • (図表4)新NISAで投資をしたいか(SBI新生銀行調べ)
    (図表4)新NISAで投資をしたいか(SBI新生銀行調べ)
  • お小遣い、どう使おうか
  • (図表1)1か月のお小遣いはいくらか(SBI新生銀行調べ)
  • (図表2)昼食代は1回いくらか(SBI新生銀行調べ)
  • (図表3)1か月の飲み代はいくらか(SBI新生銀行調べ)
  • (図表4)新NISAで投資をしたいか(SBI新生銀行調べ)

「歴史的賃上げ」どこに? 男女とも昨年よりダウン

   SBI新生銀行の調査(2024年4月12日~15日)は、全国の20代~50代の会社員(正社員・契約社員・派遣社員、パート・アルバイト含む)の合計2718人(男性1564人、女性1254人)が対象だ。

   まず、お小遣い額(毎月の平均額)を聞くと、男性会社員は3万9081円(前年比1477円減)と、昨年は調査開始の2010年以降で2度目の4万円台になったのに、上昇トレンドとはならなかった。「歴史的な賃上げ」はお小遣いには反映されなかったかたちだ。

   年代別では、20代・40代で大幅に減少し、一方50代で大幅に増加するなど、世代間で差が出る結果となった【図表1】。

   一方、女性会社員は3万4921円(前年比80円減)で、男性よりも減少幅が少なく、ほぼ昨年と同水準となった。年代別では20代が最も高く4万578円と、男性20代の平均より少し多いくらいだ。女性は、30代でも男性30代の平均より3248円も上回っている【図表1】。

   男性の1日の昼食代は、物価高騰を反映して前年の624円から85円増加し、709円となり、調査開始の2010年以降初めて700円台を超えた。一方、女性の1日の昼食代は、前年の696円から2円減少し、694円となり、前年とほぼ同水準【図表2】。

   そのため、男女ともに持参弁当の割合が最も高くなり、男性で36.7%、女性で53.5%を占める結果となった。

   1か月の外での飲み代をみると、男性は1万3533円(前年比317円減)、女性は9791円(同217円増)と、男女ともに前年とほぼ同水準ながら、やや女性のほうがパワーアップしたかたちだ【図表3】。

   さて、今年(2024年)1月からお小遣い額アップの決め手として、新NISA(少額投資非課税制度)が始まったが、どのくらい広がっているだろうか。

   新NISAを知っているかを聞くと、男性員は「知っている」が76.5%、女性は75.1%とほぼ同水準。

   新NISAを知っているが、投資をしていない人に、「今後、新NISA口座での投資を検討しているか」と聞くと、男性では39.7%、女性では42.0%が投資の意向を持っていた。特に女性20代では52.6%と半数を超えるほど熱心だ。ここでも、女性のパワフルさが際立つ結果となった【図表4】。

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