「今度ご飯に行きましょう」はどこまで本気にしたらいいの? Xで繰り返される「社交辞令」の悩み問題

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社交辞令は国を超えるとより複雑に

   社交辞令かどうかの判断は、海外の文化も含めるとさらに迷ってしまいそうです。

   最後に、あるXユーザーが仲の良いインド人のお宅を訪ねた時の体験エピソードを紹介します。

   そのXユーザーはインド人の友人宅にお土産を渡しに行ったところ、「どうぞお茶でも」と家に招かれたそう。

   しかし投稿者は日本でもおなじみの社交辞令だと思い「結構です」と断って帰ることに。ところが後になって、その友人から「(お茶を断られて)すごく悲しかった」と言われてしまった、というのです。

   さらに、そのユーザーは投稿に続けるかたちで、インド人の友人から見れば、自分は外国人だから「『すごく悲しかった』と言ってくれたことに感謝してる」と振り返っていました。

インド人の家に行った時お茶を誘われたが社交辞令で断ったがあとから聞いたら「すごく悲しかった」と言われた - Togetter

   Xでは「どうぞお茶でも」という言葉の解釈について、「お茶が大事な文化は中東もですね」「インドやパキスタンでは親愛なる友人への歓迎の証」と日本とは異なる文化に理解を示す人がいました。

   その一方で、前述のユーザーと同じように「(自分が同じ状況になっても)社交辞令と捉えて断る」と判断しただろうという声も少なからずありました。

   海外の人とコミュニケーションを取る際、日本での社交辞令の感覚で対応するとすれ違いが起こる可能性があるようです。日頃から社交辞令を意識して生活している人が多い日本人にとっては、悩ましいポイントかもしれません。

   また、インド人の友人が言った「すごく悲しかった」という感想に対しても、「(異国での常識の違いが)可視化されるのはいいこと」と考える人や、「コミュニケーションや相互理解、多文化共生ってそういうことの繰り返しだと思う」として、ちゃんと言葉にして相手に伝えることの重要性を説く人もいました。

   日本ではコミュニケーション手段のひとつとして馴染みのある社交辞令ですが、社交辞令を引き金としたすれ違いも少なくないようです。Xでの話題を思い出し、コミュニケーションの手がかりとして役立ててみてはいかがでしょうか。

   以上、Togetterがお送りする「3分くらいで分かる週刊X(Twitter)トレンド【J-CAST出張版】」でした。今回紹介したTogetterまとめを振り返りたい方はこちらからどうぞ。次回もお楽しみに。

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