「フィルムカメラ」若者に人気 リコーから新商品、中古カメラは販売台数増

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コレクション需要も

   「カメラのキタムラ」広報は、同社の中古フィルムカメラの販売台数は増加傾向にあると取材に明かす。2021年度は2万9000台、22年度は4万2000台、23年度は9万7000台。24年4月~5月も、同様の傾向がみられたと説明する。

   フィルムカメラには、デジタルカメラにはない魅力がある点が人気だと指摘。その場でどのような写真が撮れているか分からないドキドキ感があり、独特な色味がある。また、中古のフィルムカメラは数千円から気軽に購入できるという。

   カメラとしてのコレクション需要もある。「高級コンパクトカメラ」に分類されるモデルには、「ミノルタTC-1」「フジフイルム KLASSE W ブラック」「CONTAX T2」などがあると、広報。近年、この3種類の買い取り相場も上昇傾向にあるとの話だ。

「需要の規模としては、デジタルにはない魅力が8割、コレクション性が2割といったところだと思われます」
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