番組プロデューサーの説明にも波紋
さらに波紋を広げているのは、6月20日の朝日新聞に掲載された番組プロデューサーの飯田サヤカさんのインタビュー記事だ。
キリコについて「なぜ自分で自分の死を決めてはいけないのか。いまだ答えの決まらぬ重い問いを、キリコは理路整然と突きつけ、BJのエゴを暴いてしまう。このドラマにも、絶対にいなくてはいけない存在だった」とした上で、キャラクターを女性に変更した理由をこう説明した。
「調べてみると、海外で安楽死をサポートする団体には、なぜか女性の姿が多い印象があった。脚本の森下佳子さんと相談しているうち、『優しい女神』のような存在が、苦しむ人のそばにいて死へと導くのかもしれない、と想像するようになった」
この記事がXで拡散され、困惑する声が相次いだことで、「原作改変」がトレンド入りする騒動となっている。
「キリコって戦場て沢山に死を見てきて 苦しみ死んでくだけの人が可哀想で 安楽死をしてるだけ 本当は命を救いたい気持ちが 人一倍多い医者なのに 何で女性になったの? 完全に別キャラ」
「『海外で安楽死を調べると推奨してるのが女性ばっかり』とか『優しい女神のような存在が苦しむ人のそばにいて...』とか、原作改変理由があまりにも女であることに拘りすぎててキリコの存在無視してるみたいでつれぇ冷酷な男が苦しみから解放される人からは優しい女神のように思われるのだって良いじゃん」