「清宮のパワーだったらバンテリンドームでも関係ない」
根尾、清宮ともに甲子園を沸かせたスター選手で、根尾は18年、清宮は17年のドラフトで1位指名された。
23年から本格的に投手に転向した根尾は、今シーズン5月5日に1軍に昇格し、2試合に登板して勝敗はつかず防御率5.79。5月18日の阪神戦以降、登板の機会がなく5月23日に出場選手登録を抹消された。
一方のプロ7年目の清宮は、春季キャンプ直前に左足関節をねん挫し出遅れた。2軍で開幕を迎え4月19日に1軍に昇格するも、打撃不振により5月6日に出場選手登録を抹消された。6月11日に1軍に再昇格。今シーズンはここまで15試合に出場し、打率.171、3打点、本塁打はゼロだ。
清宮の長打力を評価する高木氏は、こう分析した。
「(清宮は中日で)ファーストとか、そういうこともあるだろう。3塁手もやったことがあるし。とりあえず外野手だってできると思う。足が遅いわけではないから。ただパ・リーグのピッチャーよりも、セ・リーグのピッチャーの方が清宮は打つだろうなと思う。あのパワーだったらバンテリン(ドーム)でもそんなに関係ない。(スタンドに)入れるときはしっかり入れる」
また、根尾と清宮のトレードのメリットにも言及。「(両チームにとって)刺激。もちろん戦力的にはまったら使える」と太鼓判を押した。