走塁ミス連発の阪神にOB苦言 森下翔太が当然ホームを突くと思ったが...「なんで行かないの?」

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「2塁ランナーがひとつのヒットでホームを突くことがほとんどない」

   そして、こう続けた。

「もし、あそこで行ってアウトになったら相手の守備をほめざるを得ない。そういう場面だった。それを行かず消極的な走塁で留まってしまった。これはちょっと厳しいなと思いました。この回(得点が)ゼロだったらこの走塁が本当に勢いを止めてしまったというものになるところだった」

   3つ目の走塁ミスは直後のプレーだ。

   2死満塁のチャンスで、近本光司外野手(29)がセンター前にヒットを放った。3塁走者の森下がホームに生還し1点を先制するも、2塁走者の梅野が3塁でストップ。なおもチャンスが続いたが、中野拓夢内野手(27)が空振り三振に倒れ、この回は1得点にとどまった。

   田尾氏は一連の流れに言及し、阪神の消極的な走塁に苦言を呈した。

「近本がタイムリーを打ったからいいようなものの、本当に結果オーライ。あそこで森下がホームに到達していれば、2塁ランナーも3塁に行っていたかもしれない。そうすると、近本のヒットでもう1点追加という場面があったかもしれない。ここ数試合見ていて、タイガースの走塁は積極性に欠けているというところが多すぎる。次の塁を狙う意欲がちょっと見えない」

   さらに、次のように指摘した。

「2塁ランナーがひとつのヒットでホームを突くことがほとんどない。これももうちょっと考えないといけない。スタートが悪いのか、ランナーの判断が悪いのか、打球が速すぎるのかは分からいが、ワンヒットでセカンドランナーがホームに行くような形が出てもいいのではないかなという気がしました」

   スポーツ紙の報道によると、岡田彰布監督(66)は試合後、5回の再三の走塁ミスに怒りをにじませ、サヨナラ勝利にもぶ然とした表情を見せたという。

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