X「いいね」非公開化の功罪 「再度公開される可能性」を識者は指摘

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Xのユーザー数も減っていく可能性も

   また、Xのユーザー数に影響する可能性があると、濱田氏は指摘する。一般ユーザーにも「質」が可視化されていたからだ。「有名人や友人といった、いわゆる関与の高いアカウントの『いいね』を見る場合が多いと思いますが、それが見られなくなると、Xにアクセスするモチベーションは下がる可能性があります」。

   一方、Xが狙う「プライバシーをより守る」というメリットもある。中傷投稿を「いいね」したことを巡る訴訟も実際に発生。「いいね」するリスクが減るという効果は、非公開化によって生まれるという。

   しかし、今回の変更を受けて、どんなポストにでも自由に「いいね」することにも、濱田氏は注意喚起を促す。企業としてのXの方針が変われば、いいねしたアカウントが再び公開される可能性もあるからだ。「今後どうなるかわからない、という想像力をはたらかせながら、企業やユーザーはXを使っていかなければならない」と指摘している。

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