「定期的に見受けられた」発生件数は?
導入経緯は、下記のとおり説明する。
「当社線の開業当初から『鳩ヶ谷駅』と『幡ヶ谷駅』をお間違えになるお客様が定期的に見受けられたため、目を引く表現でお客様に周知することで、お間違えになるお客様が少しでも減ることを願って本ポスターを制作いたしました」
駅を間違える乗客の傾向は様々だとし、年に10~15件ほどみられると明かす。「ポスター導入後における発生頻度や件数の推移につきましては、現時点では詳しく調査を行えていません」と述べた。
ポスター制作のこだわりは、「駅には様々な掲示がございますため、お客様に気づいていただけるよう目を引くデザインを心掛けました」とも。旅客課は鳩ヶ谷の魅力を、
「鳩ヶ谷駅の周辺には『甲州街道(国道20号)』は通っていませんが、将軍が日光東照宮に参拝するために利用された『日光御成道』が通っています。鳩ヶ谷は日光御成道の宿駅として整備され、街道に沿って屋敷が並ぶ町並みが残っており、一見の価値があります」
と伝えたうえ、「間違えて来るのではなく、歴史ある鳩ヶ谷を目的にぜひお越しください」と呼びかけている。