「違う、ここじゃない」──。似た名前の駅と間違えないよう、埼玉高速鉄道・埼玉スタジアム線「鳩ヶ谷駅」が注意喚起のポスターを掲示している。Xでも2024年6月に話題になるなか、導入の背景を同社に取材した。
「新年度が始まることを見越し」掲出へ
事の発端は、Xユーザー「こばやし 'にらたま' けんいち(@Niratama)」さんが13日に「これ間違える人いるんか?」と現場写真を投稿したことだ。構内ポスターには、
「ここは鳩ヶ谷駅(埼玉県川口市)です 幡ヶ谷駅(東京都渋谷区)ではありません!」
と記されている。また上部は、歌手・鈴木雅之さんのヒット曲「違う、そうじゃない」のジャケット写真をパロディするようなデザイン。ネットミームとしても広く愛されているもので、ポスターでは同鉄道のキャラクター「たまさぶろう」が本家さながらにサングラスをかけ、「違う、ここじゃない」「C/W:幡ヶ谷で5時(今から間に合うかな?Version)」などと細部まで再現している。
投稿は1万9000件超の「いいね」を集め、「ポスターのセンス良すぎ」「違う、ここじゃない 地味に面白くて結構笑ってる」といった声が上がっているほか、「検索間違いでたどり着く人多い気がします。インバウンドとかも含めて」「青海と青梅もよく聞きましたけど、普段使わなければうろ覚えで検索したら気づかないかも」「聞き間違いは十分あり得る話ですね」と実態に関心が寄せられている。
ポスターの導入時期について埼玉高速鉄道・旅客課は17日、「新年度が始まることを見越し、今年の3月下旬から掲出を開始いたしました」とJ-CASTニュースの取材に答えた。