自分らしさ発揮できる、納得感の持てる企業選びを!
――特に理系が内定率78.3%と、急にドーンとアップしていますが、この理由はどこにあるでしょうか。
栗田貴祥さん 企業側のDX(デジタルトランスフォーメーション)人材、GX(グリーントランスフォーメーション)人材の需要は高く、その観点からも特に理系人材の獲得は企業が注力しており、このような高い数値になっていると思われます。
――卒業まで10か月以上もある段階での非常に高い内定率。まだ、1社も内定を取っていない学生の心中を思うと、私は個人的に胸が張り裂けそうになります。まだ、決まっていない学生は、これから何に一番心がけて就職活動を進めていったらよいでしょうか。
栗田貴祥さん 学生の中には、周囲で進路を確定する学生が増え、焦りを感じる方もいるかもしれませんが、まだまだ積極的に採用活動を行っている企業は多数あります。
自分らしいキャリアを築けるよう、自分の強みや、自分らしさを発揮できるような納得感の持てる企業選びを行っていただきたいと思います。
そのために再度、自分の強みや、どんな社会人としての生活を送りたいのか、そのためにはどんな職場で働くことが、それをかなえることができるのかなど、自分なりの選社軸を再度見つめ直し、その軸に合うような企業探しをしてみてください。
また、企業の皆さまには、入社後の早期離職の一因ともなり得るミスマッチを防ぐために、ぜひ、面接の機会などを通じて、学生への情報開示や丁寧な対話を実施していただくことを期待しています。
(J‐CASTニュースBiz編集部 福田和郎)