中田翔、なぜ中日を選んだ? かつてWBCで共に戦ったコーチが明かす、立浪監督との「指導秘話」

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「山川選手をそのまま追っていたら...」

   中田が中日を選択した理由のひとつに13年に開催されたWBCがあると指摘した。橋上氏は戦略コーチとして出場し、立浪監督は打撃コーチ、当時日本ハムの中田は日本代表選手として参加した。

   橋上氏は「中田選手が『立浪さんの指導が新鮮だった』と言っていたのを覚えています」と切り出し、当時のエピソードを明かした。

「立浪監督の指導に最初は違和感があったかもしれないが、親身になっていろいろなことを教えてくれる。立浪監督は名球会入りを果たした偉大な選手ですから指導がありがたいと思ったのかもしれません。日本代表選手の所属はバラバラですので、打撃に関しては暗黙の了解でコーチは細かい指導はしませんでした。選手の方から聞いてきた時に関してだけアドバイスする程度でした。ただ立浪監督は自身の使命感からか、ちょっとでもよくしようと中田選手を熱心に指導していました」

   スポーツ紙の報道によると、中日は当初フリーエージェントを保有していた中田とともに西武・山川穂高内野手(32)の獲得調査を進めていたという。現時点で山川の去就は不透明だが、獲得調査をしているソフトバンクへの移籍が有力視されている。

   橋上氏は「中日の1番の補強を考えると、山川選手か中田選手になる」とし、「中日は一時、山川選手獲得に動いたような感じはありましたけども、金額的には中田選手以上にかかりますしソフトバンクと競争しても難しいということもあり早めの撤退がある意味中田選手に集中できたと思います。山川選手をそのまま追っていたら中田選手にも逃げられた可能性もあるでしょう」との見解を示した。

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