山川穂高抜きの西武に「違和感なくなってきている」 ファン冷ややか、FA権どころでもなく...処遇どうなる

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   パ・リーグはオリックスが首位を快走。投打共に戦力が充実しており、大型連敗することは考えにくい。リーグ3連覇の可能性が高まっている中で、吉井理人監督就任1年目で2位と健闘しているロッテ、昨オフに大型補強も優勝争いから脱落し掛けているソフトバンクがどこまで踏ん張れるか。

   かつて、優勝争いの常連だった西武は借金10を抱え、5位に低迷している。最も大きな痛手は主砲・山川穂高の不在だろう。知人女性に対する強制性交容疑が週刊誌で2023年5月上旬に報じられると登録抹消に。5月23日に書類送検され、東京地検が起訴、不起訴の判断を下すまで球団フロントが処遇を静観している状況だ。

  • WBCに出場した山川穂高(写真:CTK Photo/アフロ)
    WBCに出場した山川穂高(写真:CTK Photo/アフロ)
  • WBCに出場した山川穂高(写真:CTK Photo/アフロ)

「西武はFAで主力が流出しても、若手が頭角を現す球団」

   山川が既婚者であるにもかかわらず、女性トラブルで刑事事件に発展した衝撃は大きい。6月下旬に開かれた親会社の西武ホールディングスの定時株主総会では、株主から解雇の検討を望む声が。不起訴となれば復帰の可能性が出てくるが、西武ファンからは「ああいう事件を起こして、もう見たいと思わない」、「不起訴だから許せるという問題ではない。応援できません」など冷ややかな声が多い。

   球界屈指の長距離砲であることに異論はないだろう。昨年は本塁打、打点の2冠に輝くなど本塁打王を3度獲得。今年3月のWBCでも侍ジャパンの一員として世界一に貢献した。今年中に国内FA権を取得予定で、複数球団による争奪戦が確実視されていたが、今回の不祥事でそれどころではなくなった。

   スポーツ紙デスクは、「西武はFAで主力が流出しても、若手が頭角を現す球団です。現在は故障で戦列を離れていますが、渡部健人が1軍レベルで可能性を感じさせる打撃を見せていましたし、新外国人のデビッド・マキノンも4番で奮闘している。山川抜きで新たなチーム作りを進めることにファンの違和感がなくなってきていると思います」と分析する。

   山川を巡る処遇。西武球団はどのような判断を下すか。(中町顕吾)

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