過去のケースでは、清掃代などに「3~5万円はかかった」
過去には、出張で来た客が客室でタバコを3本ほど吸い、清掃代などを企業に支払ってもらったケースがあると、ツイッターで明かした。
このときは、「タバコ吸っちゃいましたー?」と笑顔で声をかけると、この客は、「ちょっとだけねー」と笑い返してきたため、確定できたという。客室は、スタッフ数人で数時間かけて床や壁、天井を掃除し、2日ほどかけてようやく使用できるようになったとした。
武重さんは、取材に対して、こう振り返った。
「昨年か一昨年のことだったと思います。出張に1人でお泊りになり、チェックアウト後の清掃でタバコ臭く、ゴミ箱に吸い殻が捨ててありました。やられたと思って、本人に電話しました。清掃代などを請求すると伝えると、『困るな』と言い始めましたが、企業が代理で予約していましたので、この企業に電話して支払ってもらいました。カーテンや布団カバーのクリーニングのほか、壁紙も拭いて乾かすことを繰り返し、3~5万円はかかりましたね」
この客がタバコを吸ったことについて、「禁煙であることは、当然分かっていたと思います。『窓を開けていれば大丈夫』などと、甘く見ていたのではないですか」と武重さんは指摘する。
「タバコを吸っていて、臭いに鈍感になっても、吸わない人は、臭いに非常に敏感なんです。外でタバコを吸って戻っただけでも、臭いが付いたと言われることもあります。客室でタバコを吸われたことは何度もありましたが、証拠がないんですよ。『前から臭いが付いていた』『服の臭いが付いた』などと言われかねないので、連絡も取りません。ただ、マナーが悪いのは一部の方だけで、ほとんどのお客様はきれいに使っていただけています」
(J-CASTニュース編集部 野口博之)