韓国メディア、W杯宿泊施設「ファンビレッジ」を酷評 「思ったより劣悪」「避難所のように見えた」

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   サッカーワールドカップ(W杯)カタール大会が2022年11月20日に開幕する。大会に参加する国のメディアが連日代表チームの動きを伝える中、大会組織委員会がファン向けに用意した宿泊施設「ファンビレッジ」を韓国メディアが酷評した。

   「ファンビレッジ」はコンテナ型、テント型などの宿泊施設で報道によるとコンテナ型は1室あたり1泊約2万9000円でベッド、シャワールーム、トイレが付いている。宿泊施設は国内に8カ所あり約2万6000人の宿泊が可能だという。

  • W杯開幕戦会場のアルベイトスタジアム
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大会組織委員会「宿泊施設は十分にある」

   韓国スポーツメディア「スポーツソウル」(WEB版)は11月16日に「ファンビレッジ」の特集記事を公開。現地でコンテナ型の宿泊施設を取材した記者の独自の視点で記事を作成している。

   記事は「思ったよりも劣悪だった」と書き出され、この宿泊施設が劣悪な環境であるだけなく1泊207ドル(約2万9000円)というニュースに全世界のファンが疑問を超えて憤りを見せていると指摘した。

   記者が取材した宿泊施設はドーハ市内から車で40分ほどの距離にあるコンテナ型施設。周辺には飲食店や食品販売店が見当たらず、記者の目には宿泊施設というよりも災害時に入る避難所のように見えたという。

   さらに部屋は狭く海外から訪れたファンが荷解きをする空間もなさそうだとし、大会開幕まで1週間を切っている状況にもかかわらず一部が工事中であることにも言及。そして、「果たして訪問客の中で誰がこのような劣悪で高価なファンビレッジを訪れるのか強い疑問がある」と結んだ。

   カタールの地元メディア「Al Jazeera」(WEB版)によると、組織委の宿泊部門の事務局長であるオマール・アルジャバル氏は「宿泊施設は十分にあるので今から来てもトーナメントを楽しむことができます。そしてもちろん利用可能な宿泊施設からそれぞれ選択することができます」と語った。

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