別の商品は、「トレースの事実なかった」と販売を継続
ツイッター上などでは、この配信で指摘された以外の作品にも、他の写真などをトレースしたような跡が見つかったなどと次々に指摘が出て、騒動となっている。
一方で、コレコレさんの配信などでは、古塔さんは、写真家らから何らかの許可をもらっているのではないかとの指摘も出ていた。
雑貨メーカーのマークスの商品販売サイトでは、古塔さんが描いた若い女性をカバーにした商品「2022年版4月始まり手帳」が販売されていたが、1月30日には、商品ページが削除されていた。その後、手帳のサイトからも紹介がなくなっている。
この点について、J-CASTニュースではマークスの広報担当者に取材を申し込み、担当者は、2月2日になって次のようにコメントした。
「ネット上での古塔さんの作品に関しての指摘を受けて、当該商品を一旦販売停止の上、その著作権侵害について、事実関係の確認に時間を要しております」
一方、古塔さんは、ポケットモンスターに登場するキャラ「ポッチャマ」を若い女性が抱いたデザインのTシャツを手がけ、アパレル会社のTOKYO BASEが運営するブランド「PUBLIC TOKYO」の販売サイトで1月29日から販売されている。
ポッチャマの商品を監修するポケモンは2月2日、広報室の担当者が取材に次のように説明した。
「この商品について調査した結果、トレースしたというのは事実と異なっていました。大きな問題だとは考えておらず、販売は続けていきます。関わる中では問題は起きていませんが、他の活動については関知していませんので、コメントを出す立場ではないと考えています」
ネット上で指摘が出ていることに対し、古塔さんは、2日20時現在は、公式サイトなどで説明をしていない模様だ。J-CASTニュースでは、1月31日からメールなどで取材を申し込んでいる。
(J-CASTニュース編集部 野口博之)