19文字を「全角1字」に超圧縮 もはや読めない?アラビア語の「神がかった組文字」に注目集まる

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この1文字、どう発音する?

   なお話題となっているアラビア語の組文字は、パキスタン放送局・Geo News Urduのウェブ版など報道媒体の記事や、海外ユーザーの個人のツイートでも実際に使われているのが確認できる。

   J-CASTニュースは9月1日、中東メディアに詳しい日本エネルギー経済研究所中東研究センター長・保坂修司氏にこの組文字について話を聞いた。

   保坂氏によれば、文の発音は「サッラーラーフアライヒワアーリヒワッサラム」。本来のアラビア語は19文字(スペースを除く)だという。イスラム教において預言者ムハンマドの名前が出た時に後ろにつける言葉であり、正確に言えば組文字には「彼の一族」にあたる語が抜けているとも補足した。

   こうした組文字が存在する理由については、

「宗教的なテキストでは、神や預言者や教友の名前が頻出してくるので、いちいちテキストとして打ち込むと煩雑になり、逆に読みづらくなるからではないでしょうか」

と説明。アラビア語には、今回話題になったものだけでなく、「アッラー」や「ムハンマド」の組文字や、その後につける別の言い回しをまとめた組文字も存在するという。

   日本のインターネット上では、話題となった組文字を面白がるような声も出ていたが、保坂氏は、宗教的な意味を持つ組文字の非教徒による使用に関しては、「変な使いかたをすれば、よくはおもわれないと思います」としていた。

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