にじさんじ運営、外部VTuberに法的措置も 投稿動画へ「事実と異なる」と反論

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   いちから(東京都千代田区)は2020年5月25日、公式サイト上に「所属ライバー及び当社事業へ言及した動画について」というお知らせを発表した。

  • いちから公式サイトより
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所属ライバーへの報酬率なども明かし反論

   いちからは、キャラクターアバターを用いてYouTube上などで配信を行う「VTuber/バーチャルライバー」に関連するサービスを提供している。「にじさんじ」というバーチャルライバープロジェクトで知られ、「月ノ美兎(つきの みと)」や「樋口楓(ひぐちかえで)」といった約100名のバーチャルライバーが所属し、配信やグッズ販売などを行っている。

   外部のバーチャルライバーが24日、この「にじさんじ」プロジェクトの運営などについて言及し、バーチャルライバーの離脱などを示唆した動画をYouTube上にアップした。これを受けて翌25日、いちからは公式サイト上に具体名は挙げていないものの、「所属ライバー及び当社事業へ言及した動画について」という、お知らせを発表した。

「先日投稿された、にじさんじライバー及びにじさんじ運営等に関する動画(以下『当該動画』)に関して、にじさんじのファン並びに関係する皆様にはご心配やご不安をお掛けしていることをお詫び申し上げます。当該動画の内容には、事実と異なる点が多数言及されておりましたので、以下にお伝え出来る範囲で事実関係に関する表明をいたします」

   とし、ボイス販売に関する所属ライバーへの報酬、他社と進行中の共同プロジェクトに関するライバーへの返答について言及した。所属ライバーのデジタルボイス売上について、一部タイアップ案件を除いて、販売プラットフォームから受領する金額の50%をライバーへの報酬として支払っていると反論。また、「『音楽活動に関する進退』に対するライバーの心情を軽視するような返答を行った事実はございません」と、動画の内容を否定した。

   さらに、いちからは発表内で、

「当社は、当社顧問弁護士及び当社法務担当を交えて協議を行い、当該動画が所属ライバー及び当社の事業活動に不当な損害を与えるものとして、法的措置を含めた厳正な対処を検討しております」

と、上記の動画に対する対処を検討していることも明かした。

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