グレタさん舌戦の背景に... 日本とは意外と違う、ヨーロッパの「鉄道予約」事情

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   スウェーデンの環境保護活動家のグレタ・トゥーンベリさん(16)とドイツ鉄道との「舌戦」がメディアを騒がせている(グレタさん「床座り写真」で注目 ドイツ鉄道「ファーストクラス」はどんなサービス?)。「舌戦」のきっかけとなったのがドイツ鉄道の車内混雑だった。

   ヨーロッパにおける車内の混み具合が話題となっているが、ドイツやヨーロッパ諸国の座席予約はどのような仕組みなのだろうか。

  • 「66番席はウィーン中央駅~プラハ中央駅間は座れない」
    「66番席はウィーン中央駅~プラハ中央駅間は座れない」
  • ポーランド鉄道の急行列車「TLK」の車内
    ポーランド鉄道の急行列車「TLK」の車内
  • オーストリア連邦鉄道所属の「レイルジェット」
    オーストリア連邦鉄道所属の「レイルジェット」
  • 「66番席はウィーン中央駅~プラハ中央駅間は座れない」
  • ポーランド鉄道の急行列車「TLK」の車内
  • オーストリア連邦鉄道所属の「レイルジェット」

ドイツは予約がなければ座って良し

   今回話題となったドイツ鉄道の優等列車は基本的に「任意予約制」と呼ばれる予約システムを採用している。「任意予約制」を一言で説明すると座席予約は可能だが義務ではないシステムだ。予約がなく空席であれば着席できる。

   「任意予約制」を採用している列車は各座席の上部に予約の有無を示す表示がある。もし、空白であれば追加料金なしで目的地まで座れる。一方、「A駅―B駅」という表示あれば、A駅からB駅の区間は予約が入っているため座れない。

   人気のある列車や区間では予約により満席になる場合もある。そのような路線や区間を利用する場合は各鉄道会社のホームページや駅窓口で事前に予約することをおすすめする。

   ドイツ以外に「任意予約制」を採用している国はスイス、オーストリア、チェコなどが挙げられる。なお、「任意予約制」採用国でも「予約必須制」の列車もあるので注意したい。

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