ヤンキース「おめでとう, Ichiro」
実際、米国では「Congratulation」の言葉が各所で見られる。イチローの元チームメイトで現在マリナーズ打撃アドバイザーのエドガー・マルティネス氏(56)は21日ツイッターで「驚くべきキャリアを積んできたイチロー、おめでとう」(原文は英語、編集部和訳)と投稿。イチローが以前所属していたニューヨーク・ヤンキースのブライアン・キャッシュマン・ゼネラルマネジャー(GM)も、21日付のシアトル・タイム紙で「私たちはイチローが本当に驚異的なキャリアを積んできたことにおめでとうと言いたい」(同上)とのコメントを寄せた。
細かく見れば、これらはイチローの「キャリア」に対する「おめでとう」であって、「引退」へのそれではないとも読める。ただ、引退のタイミングで祝福の言葉をかけていることからは、必ずしも引退をネガティブなものと捉えていないことが伺える。ヤンキースについては球団公式ツイッターで22日、「おめでとう, Ichiro」と平仮名を交えてつづっていた。
イチローに限った話ではない。最近では、ロサンゼルス・ドジャースなどで活躍し通算477本塁打、3166安打などの記録を残したスラッガー、エイドリアン・ベルトレー内野手(39)が18年シーズン限りで引退した時、ドジャース公式ツイッターは「エイドリアン・ベルトレーおめでとう。そして、ドジャースへの貢献に感謝します」と投稿していた。こうした例は枚挙に暇がない。