プロ野球ファンに衝撃が走った。日本野球機構(NPB)復帰を目指していた元巨人の村田修一選手(37)が2018年8月1日、記者会見を開き、「来年についてNPBを目指すことは考えにくい」と発表した。中日・松坂大輔投手(37)に代表される「松坂世代」がまた一人、球界を去る。
かつて一緒にプレーしたこともある元ロッテのサブロー氏(42)は、「彼をよく知らない人は彼と話せば魅力が伝わるはず。諦めないでほしい」と呼びかけている。
BCリーグで大活躍も...
NPB支配下登録の期限を迎える7月31日。最後まで村田選手に声はかからなかった。
村田選手は昨シーズンに巨人の正三塁手として活躍するも、若返りを図るチームの構想から外れて自由契約に。その後移籍先は見つからず、プロ野球独立リーグ「ルートインBCリーグ」の栃木ゴールデンブレーブス(GB)に入団。NPB復帰を目指し、42試合で打率.352、打点44、本塁打9本と獅子奮迅の活躍をみせていた(7月31日時点)。
村田選手とかつて親交があったというサブロー氏は31日、ツイッターで
「BC栃木の村田修一選手をなぜNPBはどこも取らなかったんだろう?不思議で仕方ない。今の彼なら安く取れてコスパ最強なのに。へたな外国人取るよりよっぽど打つと思うけどね」
などと残念がるコメントを寄せた。翌日に引退報道が流れた際には、
「実際に彼と一緒にプレイをした人なら分かると思うが、野球に対して真面目で先輩にも後輩にも好かれる人物です。ただ勘違いされやすいんだと思う。彼をよく知らない人は彼と話せば魅力が伝わるはず。諦めないでほしい」
と村田選手をかばい、現役続行を切望した。