香川真司、「3位」の高評価・英ガーディアン紙 W杯ベスト16選手中、「いないと中盤死ぬ」

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「通してスペース支配してたな」

   4-2-3-1のトップ下でGLコロンビア戦、セネガル戦、決勝Tベルギー戦に先発出場した香川。1ゴール(PK)・1アシストという記録以上に高く評価されたポイントの一つは「スペースの演出」にあるようだ。

   ベルギー戦で乾のゴールをアシストしたシーンでは、2ボランチの一角、デブライネが下がり遅れていたことによるスペースにスルスルと入り、こぼれ球を拾う。左サイドに運びながらMFアクセル・ビツェルを引き寄せ、ペナルティエリア前にスペースを作ると乾にパス。あのミドルシュートのコースを作り出していた。

   この試合は唯一90分フル出場し、FIFA公式記録によれば走行距離はチームトップの12キロ。無尽蔵のスタミナでどんな試合も走るDF長友佑都の11.5キロを上回る。前線からパスコースを限定する守備に加え、攻撃時は時に下がったりサイドに流れたりしながら、左の乾、右MF原口元気、センターFW大迫勇也らのスペースを作り出した。ボールを持っていない時(いわゆるオフ・ザ・ボール)の動きでも奔走していた。

   セネガル戦でもスペース演出の動きは顕著だった。1点目のシーンでは、ボランチの柴崎岳が長友にロングパスを入れる際、香川は一旦後ろに下がってきている。柴崎のパスで相手DFラインが引き、空いた中央のスペースを乾が活用して同点弾。特段香川が得点に絡んだわけではないが、味方を生かす動きを積極的にしている。

   ネット掲示板では香川の動き方に対し、今回改めて

「単なるバックパスとかでも出したあと動いてスペースあけるんだよな そこを上手く使えよと」
「通してスペース支配してたな」

といった声も相次いでいた。

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