ロシア・ワールドカップ(W杯)に出場した全選手の採点を英紙「ガーディアン」が公開し、日本代表のMF香川真司(29)はベスト16のチームの選手中「3位タイ」の高評価を得た。
インターネット上では「香川ってそんな目立ってたかなあ?」と腑に落ちない声が一部あるものの、「香川いないと中盤が死ぬからね」などとして、攻守にわたるいぶし銀の活躍を評価する声が目立つ。
ベルギーのデブライネと同率
英紙ガーディアンは2018年7月17日付の記事で、ロシアW杯32チームの全出場選手の採点を公開。出場試合ごとの採点と、総合評価のような位置づけでそれらの平均点を一覧にしている。
決勝トーナメントに進んだ16チームのうち、今大会通して2試合以上に出場した選手の平均点を見ると、最高はFWエデン・アザール(ベルギー)、MFルカ・モドリッチ(クロアチア)の2人が「8.00」。そして3位タイが香川真司、MFケビン・デブライネ(ベルギー)の「7.67」だった。
グループリーグ(GL)敗退国を含めても、香川以上の評価はGKアリレザ・ベイランバンド(イラン)の「8.67」、FWアンドレ・カリージョ(ペルー) の「8.00」のみで、香川は全体5位タイになる。
日本はGL第3戦・ポーランド戦でのパス回しによる時間稼ぎが物議を醸し、出場選手は軒並み低評価。そのため平均点も下がってしまっており、不出場だった香川が結果として日本代表の中でかなり高くなっている。ただ、ポーランド戦を除いて計算してもMF乾貴士が香川と同率の「7.67」になるだけで、これを上回る選手はいなかった。
同紙の採点に、インターネット掲示板では「香川ってそんな目立ってたかなあ?」「よかったけど消えてた時間も多かったような」といった声も一部ある。だが、
「消えていると揶揄されながらいつもプレスをかけている香川の大事さを確認した」
「高すぎる気もするけど 香川いないと中盤が死ぬからね」
「今大会でトップ下とはどーいう役割でどんなプレーかを香川が見せてくれた」
と納得する向きが強い。