小保方氏の「逮捕」「起訴」はあるのか ES細胞「窃盗」容疑の参考人聴取でネット騒然

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「聴取」めぐり、弁護士コメントも混乱

   小保方氏の代理人を務める三木秀夫弁護士の法律事務所はJ-CASTニュースの取材に対し、「参考人聴取が行われたのは事実」としながらも、実施日や実施場所、受けた理由は明かさなかった。実は、小保方氏の事情聴取があったのかどうかについては混乱も起きた。

   小保方氏事情聴取の一報は2月17日深夜に流れたが、三木弁護士は18日未明段階では、ニュースサイト「弁護士ドットコムニュース」に「(参考人聴取の)報道は事実ではありません」「(報道)各社にはガセネタですと、伝えています」とのコメントを出していた。しかし、その後、デイリースポーツ電子版に寄せたコメントでは「(小保方氏が)参考人として話したことは否定しない。私も立ち会い、きちっと説明した」となっており、食い違っていた。その理由について同事務所は、「三木弁護士から聞いた話」と前置きしたうえで

「参考人聴取の件は兵庫県警と秘密裡に話を進めてきたが、(三木弁護士の)預かり知らないところでマスコミにリークされてしまった。弁護士ドットコムニュースの取材を受けた際は話の出所が不明だったので『ガセネタ』と答えたが、デイリースポーツの取材を受けたときにはすでに出所が判明しており『事実』と認めた、ということのようです」

と答えている。

   小保方氏の今後について、板倉宏・日大名誉教授(刑法)は

「参考人は大勢いるわけですから、今回あくまでその中の1人として呼ばれたにすぎません。こうやって報じられるのは、彼女が有名人だからではないでしょうか」

と語った。

   また、何者かが別の研究室からES細胞を盗んだという告発内容に関しては、「それが事実でも、大きく法に抵触するようなことはない」と分析したが、「略式起訴」の可能性は否定しなかった。

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