「日本が嫌い」字幕でフジテレビ「お詫び」 2か所も誤るのは単なる編集上のミスなのか

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フジはこれまでに何度も演出上などの問題を指摘されている

   こうしたネット上の声については、いくつかの情報サイトも取り上げた。その後、韓国内にも伝わったらしく、韓国の日刊紙「ハンギョレ新聞」などが次々に問題を報じる騒ぎになった。

   フジテレビでも、釈明の必要を感じたらしく、6月29日になって番組サイト上で「お詫び」を出した。

   そこでは、インタビューのうち2か所で計約10秒にわたって字幕や吹き替えと違う映像を誤って流したと説明している。前出の女子高生については、別の部分で「日本が嫌いです」などと答えていたといい、「文化がたくさんあります」などという発言は、なんと韓国を好きな理由について話しているシーンだというのだ。

   もう1か所は、30代無職男性が「日本人にはいい人もいますが、国として嫌いです」と答えたと字幕などで示したところだった。別の部分での発言だが、誤って「過去の歴史を反省せず、そういう部分が私はちょっと...」と話している部分を使用してしまったとした。

   2か所も誤った理由について、フジテレビでは、「編集作業でのミスに加えて、最終チェックが不十分であったため」と説明している。

   とはいえ、フジテレビがこれまでに何度も演出上などの問題を指摘されていることなどから、ネット上では、謝罪後も疑問や批判が噴出している。

「全然懲りてない」
「フジテレビだから、なおさら"故意"かと疑われる」
「謝罪放送しなきゃいけない」...

   なお、朝日新聞によると、池上彰さんは、朝日の取材に対し、「私の名前がついた番組のなかで起きたことであり、申し訳ないことだと責任を感じています。番組スタッフ全体でのチェックが不十分でした」と話している。

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